*各データは2020年7月1日時点のものです
こんにちは。ゼロ仲介の田中です。
奈良に本店がある地方銀行「南都銀行」。
大阪府内では南大阪エリアに支店が多く、住宅ローンの借入れ先の候補になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
▶田中のくわしいプロフィールはこちら
[box02 title=”▶参考:南都銀行の住宅ローンのWebサイトのご案内“]
この記事では、南都銀行の住宅ローンについてくわしい説明しますが、公式サイトも参考にご覧ください。
「南都銀行の公式サイト」はこちら
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南都銀行住宅ローンの金利と審査基準(審査データ)
南都銀行の内部の審査基準はこんな感じです
審査基準を書いていますが、わからなくても大丈夫です。
最後に、年収から計算した借入可能額の一覧を書きましたので、その箇所をチェックしていただけたら!
(1)店頭金利
2.675%(変動金利)
(2)最大優遇金利後の実行金利
0.60%(変動金利)
(3)審査金利 2パターン
●その1 2.675%(南都信用保証での審査時)
●その2 1.475%(全国保証での審査時)
審査金利は南都信用保証での審査金利の方が高いので、借入額は少なくなりそうですが、独自の保証会社のため団体信用生命保険の特約など、+αのサービスを選択できます。
全国保証での審査は審査金利が低いので、計算上は借入額は多くなりますが、年収の8倍までという上限(内部規定)との兼ね合いで計算上の金額を借入れることは実際には難しいのが実情です。
(4)返済負担率(返済比率)
年収400万円未満 → 30%
年収400万円以上 → 35%
(5)借入可能最低年収
100万円(実際は250万円以上が目安「南都銀行住宅ローン担当談」)
(6)最低勤続年数
1年
*ステップアップでの転職と判断できるような場合には、転職後1年未満でも審査できる可能性あり。
(7)諸費用ローンの借入れ
諸費用ローンが借入れできるかどうかは、物件の借入れ分とあわせて一緒に審査します。
ただし、諸費用の借入れは融資期間に別途制限あり。
- 200万円以内 → 1年以上10年以内(6ヵ月単位)
- 200万円超 → 1年以上10年以内(6ヵ月単位)
また、諸費用分についてはセディナからの借入れになるため金利には注意が必要です。
(8)事務手数料
54,000円
南都銀行住宅ローンの特徴
(1)審査は個別
南都銀行はほかの地方銀行と同じく、審査は個別です。
そのため、こちらの条件を伝えたあと、南都銀行側から条件を出してきて、少しでもいい条件、なんとか審査が通るように提案してくれます。
たとえば、
- 親に連帯保証人になってもらえますか?
- 購入するお家が実家の近くだとプラスポイントなんですが、実家の住所を教えてください
- コツコツ貯めてきはった自己資金を見たいので、預金通帳を1年分コピーください
- 資格を持っていたら証明書のコピーください
こんな条件を提案してくれるわけです。
もしかしたら、提出書類が多くなるかもしれませんが、それだけ真剣に審査をしている証拠です。
担当さんが何とかして審査を通したいのです。
(2)保証会社が2つあって、使い分けている
さらに内部の話をすこし。
ほかの地方銀行と同じく、南都銀行は住宅ローンを審査をする保証会社がふたつあって、いい結果が出る保証会社を使ってくれます。
ちなみに、そのふたつはこれです。
- 南都信用保証(なんとしんようほしょう)
- 全国保証(ぜんこくほしょう)
保証会社のちがいは、前途の段落「1」の(3)に書きましたが、審査金利審査基準のちがい。
審査基準がちがうと年収から計算した借入可能額にちがいが出ます。
くわしくは、この後ご説明する予定の下の「5,年収から計算した南都銀行住宅ローンでの借入れ可能額(マックス額)をシミュレーション」を確認ください。
(3)収入合算
収入合算する場合、合算者(奥さん)は原則正社員のみ。
パート・契約社員・派遣社員の場合は勤続年数が2年以上(目安)必要。
具体的には、
奥さんの年収は半分まで収入合算可能(勤続1年以上必要)
パート・契約社員・派遣社員の場合でも勤続2年以上なら同じく、年収の半分まで収入合算可能。
収入合算する場合の世帯年入計算方法
- ご主人さん(正社員) 年収450万円
- 奥さん(正社員) 年収280万円
奥さんの収入合算可能額は、280万円×1/2=140万円まで。
なので、世帯年収は、ご主人さん450万円+奥さん140万円=590万円という計算です。
▶参考記事:奥さんがパート・契約社員・派遣社員にかかわらず収入全額を合算できる銀行はこちらです。
借入額を多くするなら、ぜひこちらの銀行も検討ください。
「紀陽銀行住宅ローン」、「京都銀行住宅ローン」、「池田泉州銀行住宅ローン」、「関西アーバン銀行ローン」のくわしい解説はこちらからどうぞ。
▶参考記事:住宅ローンの収入合算については、こちらにくわしく書きました。
(4)平日だけでなく、土曜日・日曜日も相談できる住宅ローンセンターがある
平日の相談だけでなく、土曜日・日曜日・祝日でも住宅ローンについて相談することができる住宅ローンセンターがあります。
もちろん相談だけでなく、住宅ローンの契約についても土曜日・日曜日に可能。
平日どうしても時間が取れない方にはうれしいですよね。
南都銀行で住宅ローンを利用するメリット
- 最優遇金利を受けた場合の変動金利は他の銀行にもひけを取らない
- 三大疾病特約+αまである団体信用生命保険の特約の豊富なバリエーション
- 土曜日・日曜日も相談、契約できる住宅ローンセンターがある
南都銀行で住宅ローンを利用するデメリット
- 諸費用も借入れるなら金利が高い
- 大阪だと南大阪エリア以外では支店が少ない(ATMはゆうちょと提携)
- 繰上返済手数料がインターネットバンキングを利用しても8,640円(税込)必要
年収から計算した南都銀行住宅ローンでの借入れ可能額(マックス額)をシミュレーション
最初に書いた、
- 審査金利
- 返済比率
から計算した借入れ可能額です。
保証会社が南都信用保証と全国保証の場合で、審査基準がちがうため2パターン書きました。
これについては、前途の段落「1」の(3)審査金利を参照ください。
収入合算する場合は、収入を合計した世帯年収でみてください。
(1)審査が南都信用保証の場合
年収 | 借入可能額 |
300万円 | 2,040万円 |
350万円 | 2,380万円 |
400万円 | 3,170万円 |
450万円 | 3,570万円 |
500万円 | 3,970万円 |
550万円 | 4,370万円 |
600万円 | 4,760万円 |
650万円 | 5,160万円 |
700万円 | 5,560万円 |
▶参考記事:南都信用保証の審査基準は池田泉州銀行の審査基準と同じです。審査基準以外の内容も比較してみてください。
「池田泉州銀行の住宅ローン」についてはこちらを参照ください。
(2)審査が全国保証の場合
年収 | 借入可能額 | 年収の8倍までの規制 |
300万円 | 2,450万円 | 2,400万円 |
350万円 | 2,860万円 | 2,800万円 |
400万円 | 3,820万円 | 3,200万円 |
450万円 | 4,300万円 | 3,600万円 |
500万円 | 4,780万円 | 4,000万円 |
550万円 | 5,260万円 | 4,400万円 |
600万円 | 5,730万円 | 4,800万円 |
650万円 | 6,210万円 | 5,200万円 |
700万円 | 6,690万円 | 5,600万円 |
*全国保証での審査の場合、計算上の借入可能額のよりも「年収の8倍まで」という上限の方が強いため、実際は一番右の金額が借入可能額になります。
南都銀行の住宅ローンはこんな方におすすめ
このような条件で住宅ローンの借入れを考えている方にはおすすめです。
- 大阪南エリアの物件を購入予定の方
- 変動金利の金利プランを考えていて、団体信用生命保険の特約を付けようと考えている方
- 平日どうしても都合がつきにくく、銀行へ相談・手続きへ行くのがむずかしい方
南都銀行の住宅ローンはこんな方には使いにくい
上に書いた「おすすめ」の反対やな。
- 諸費用の借入れを考えている方
- 奥さまとの収入合算を考えている方
- 南大阪エリア以外で物件の購入を考えている方
まとめ
奈良・南大阪エリアに支店が多い南都銀行。
インターネットの書き込みで、「南都銀国は金利の交渉ができる」なんて目にします。
いやいや、できません!
事前審査の結果が出ると、その金利で確定します。
そのために、しっかりと準備して事前審査をしてください。
借入金利、団体信用生命保険の特約など、メリットたくさんある銀行なので、ぜひ住宅ローンの借入れを検討いただけたら!
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