こんにちは。ゼロ仲介の田中です。
元・三井住友銀行住宅ローン担当、ファイナンシャルプランナーで、現在はゼロ仲介の住宅ローンを担当しています。
この記事では、大阪府・兵庫県に支店が多い、地方銀行の池田泉州銀行の住宅ローンについて解説してみます。
[box02 title=”▶参考:池田泉州銀行の住宅ローンのWebサイトのご案内“]
この記事では、池田泉州銀行の住宅ローンについてくわしい説明しますが、公式サイトも参考にご覧ください。
「池田泉州銀行」の住宅ローン公式サイトはこちら
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▶この記事を解説している、ゼロ仲介田中(ファイナンシャルプランナー)のくわしいプロフィールはこちら
池田泉州銀行住宅ローンの借入金利
変動金利 | 0.575%(がん特約付き) |
---|---|
固定金利 |
1.09%(35年固定・がん特約付き)
|
*各データは2020年7月1日時点のものです
変動金利の金利は、最優遇金利の場合です
年収から計算した池田泉州銀行の借入可能額シミュレーション
(左)年収から計算した(中)借入可能額を(右)35年で借り入れた場合の毎月の支払額です
年収 | 借入可能額 | 毎月の返済額 |
---|---|---|
250万円 | ⇒ 1,410万円 | ⇒ 3万7,070円 |
300万円 | ⇒ 2,040万円 | ⇒ 5万3,634円 |
350万円 | ⇒ 2,380万円 | ⇒ 6万2,573円 |
400万円 | ⇒ 3,170万円 | ⇒ 8万3,343円 |
450万円 | ⇒ 3,570万円 | ⇒ 9万3,860円 |
500万円 | ⇒ 3,970万円 | ⇒ 10万4,376円 |
550万円 | ⇒ 4,370万円 | ⇒ 11万4,893円 |
600万円 | ⇒ 4,760万円 | ⇒ 12万5,146円 |
650万円 | ⇒ 5,160万円 | ⇒ 13万5,663円 |
700万円 | ⇒ 5,560万円 | ⇒ 14万6,179円 |
750万円 | ⇒ 5,960万円 | ⇒ 15万6,696円 |
800万円 | ⇒ 6,350万円 | ⇒ 16万6,950円 |
上の表は、現在ほかに借り入れがない場合での計算です。
クルマのローン、リボ払いの毎月の支払いがある場合は、別途計算が必要です
▶参考動画:住宅ローンとクルマのローンを組むならどちらが先がいい?(動画時間2分47秒)
▶参考動画:投資用ワンルームマンションを所有している場合、住宅ローンへ影響ある?(動画時間3分10秒)
奨学金の支払がある場合は、こちらの動画で解説しています
▶参考動画:「奨学金の住宅ローンの審査への影響」の話(動画時間1分58秒)
池田泉州銀行の金利と審査基準(審査データ)
正直なところ、こんなに細かいデータは必要ないと思いますが、念のため。
池田泉州銀行内部の審査基準はこんな感じです。
先ほどの借入可能額シミュレーションの数字は、データはこちらを基に算出しております
最低年収 | 200万円 |
勤続年数 | 1年~ * 属性による |
完済時年齢 | 80歳まで |
派遣社員単独での借入れ | △ * 派遣先に5年以上勤務 |
契約社員単独での借入れ | △ * 5年以上勤務 |
諸費用借りた時の契約本数 | 住宅ローンと1本化 |
パートの収入合算 | 〇 * 勤続年数不問・勤続1年未満は実績給 |
ペアローン | ○ |
連帯債務 | ○ |
産休・育休中の融資実行 | ○ * 復帰確認あり |
全国保証 | あり |
ワイド団信 | あり |
おまとめローン | あり |
池田泉州銀行の住宅ローンはこんな方におすすめ・おすすめできない
(1)池田泉州銀行の住宅ローンがおすすめな人
このような条件で住宅ローンの借入れを考えている方にはおすすめです。
- 変動金利で検討していて、金利+α(団体信用生命保険の特約無料など)に魅力を感じる人
- 全期間固定金利で検討していて、金利+α(団体信用生命保険の特約無料など)に魅力を感じる人
- 諸費用の借り入れを検討していて、家具家電代金も借り入れ希望の人
- 収入合算での借り入れを考えていて、奥さんの雇用形態が契約社員・パートの人
(2)池田泉州銀行の住宅ローンがおすすめできない人
下の条件にあてはまっていたら、池田泉州銀行以外がいいかもよ
- 個人事業主の人
- くせのある物件の購入を検討している人
- 直近1年に返済の遅れがある人(直近3回でほぼ無理、直近2回は属性次第)
- 諸費用の借り入れを検討している人(金利上乗せ+0.2%になる)
池田泉州銀行の住宅ローンの特徴
池田泉州銀行の住宅ローンの金利と審査基準について、まずは変動金利について説明しました。
ここからは、池田泉州銀行の特徴をくわしく書いていきます。
(1)優遇金利は承認後
事前審査の承認後に、銀行担当者が保証会社に交渉して優遇金利が決まります。
どういうことかというと。
一般的には、
事前審査の承認
↓
同時に金利確定
池田泉州銀行の場合
事前審査の承認
↓
池田泉州銀行・保証会社間で金利の交渉
↓
金利確定
のため、優遇金利がわかるまで、事前審査の承認後「2〜3日」かかる場合があります。
とはいえ、書類が揃って事前審査を申込む段階である程度の優遇金利の目安は担当者から連絡もらえますので、安心してください。
結果出るまでまったく優遇金利がわからんわけじゃないんやな
(2)審査は個別
「池田泉州銀行」も「関西みらい銀行」と同じく、審査は個別。
なので、池田泉州銀行側から条件を出してきて、少しでもいい条件、なんとか審査が通るように提案してくれたりします。
たとえば、
- 親に連帯保証人になってもらえますか?
- 実家は、持ち家ですか?
- 購入するお家が実家の近くだとプラスポイントなんですが、実家の住所を教えてください
- コツコツ貯めてきはった自己資金を見たいので、預金通帳を1年分コピーください
- 資格を持っていたら証明書のコピーください
こんな条件を提案してくるわけです。
足りない条件を、別の条件で補うことを提案してくれるとか、なんていい銀行やねん
このあたりが、地方銀行のいいところです
(3)保証会社が2つあって、事前審査の承認を出すために使い分けている
審査される方はここまで知らなくてもいいかもですが、内部の話をすこし。
池田泉州銀行は、保証会社がふたつあって、条件のいい方を使ってくれます。
ちなみに、そのふたつはこれです。
- 池泉保証(いけせんほしょう)
- 全国保証(ぜんこくほしょう)
池泉保証が独自の保証会社で、全国保証は外部の保証会社やな
審査する機関’保証会社)がふたつあるので、幅広く審査に対応してくれます
池泉保証で通る方が金利とかの条件がいいらしいからな
(4)収入合算
配偶者の雇用形態・年収に制限はありません。
具体的には、
奥さんがパートでも収入合算可能。(もちろん、契約社員・正社員でも可能)
パートの場合でも、収入はまるまる合算できます。
30万円でも、150万円でもそのまま合算できます
*合算した場合の収入計算方法
→ そのまま足すだけ。
- ご主人さん(正社員) 年収300万円
- 奥さん(パート) 年収100万円
の場合は、世帯年収は400万円で計算。
▶参考記事:住宅ローンの収入合算については、こちらにくわしく書きました。
(5)奥さんの収入を全額プラスできる
収入合算者の奥様がパートでも全額プラスすることができる!
最高です。
このあたりは、「関西みらい銀行」と同じ。
▶参考記事:他の銀行の場合のケースも比較して見ておきましょう!
・「三菱UFJ銀行の住宅ローン」の場合は、奥様がパートだと合算不可。
奥様の収入をすべて合算できるなんて、素敵すぎるやろ
たとえば、
- ご主人様 年収 300万円
- 奥様(パート) 年収 100万円
なら(借入期間35年・ボーナス払いなし・変動金利で)
世帯年収400万円です。
池田泉州銀行は、関西みらい銀行(旧・関西アーバン銀行)の住宅ローンとおなじく奥様の収入合算において他の銀行よりイケてます。
(6)諸費用を借り入れる場合の条件が低い
低い、気がします(結構主観です。念のため)
諸費用を借入れる場合は、こんな項目がオッケーです。
- 事務取扱手数料
- 保証料
- 登記費用
- 火災保険料
- 税金(不動産取得税・固定資産税)
- 不動産仲介手数料
- 引越費用
- その他住宅購入に伴う諸費用(家具・家電購入資金も可)
家具・家電購入資金もいけんの!
住宅ローンと同じ金利で家具・家電も融資してくれます(50万円まで)
(7)繰り上げ返済手数料が無料
インターネットバンクから、っていう条件がつくものの繰り上げ返済手数料は無料。「0円」。
当然インターネットバンクから手続きするわな
方銀行はだいたい共通している気がするな
(8)事務手数料がちょっと高い(かもしれない)
保証会社に支払う「事務手数料」というものがあるんですが、
- 諸費用は自己負担:33,000円(税込)
- 諸費用も借入れる:55,000円(税込)
諸費用も借りると、ちょっと高くなります。
諸費用は自己資金だと、他の地方銀行とおなじ額。
まとめ
いろいろ書きましたが、変動金利で最大優遇・さらに+団信オプションの三大疾病が無料でつく条件にあてはまるなら、かなりおすすめ。
事前審査で必要な書類は多いですが、それは不動産営業マンにまかせればいいので、デメリットほとんどないです。
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