こんにちは。株式会社グラウンドの鈴木です。
2回にわけて
- 年収から住宅ローンの借入可能限度額
- 無理なく返済できる借入額
のシミュレーションをしてきました。
そこで、今回はこのふたつを組み合わせて、すごく実際に近い条件でのシミュレーションをしてみます。
あなたの条件に近いものがあれば嬉しいです。
理想と現実、いや現実的なお家の購入から考えたシミュレーションをしてみました!
弊社のYouTubeチャンネルで「住宅ローンの金融機関を選ぶ基準」について田中と鈴木で話しています
▶参考動画:住宅ローンの金融機関を選ぶ基準(動画時間6分43秒)
準備するもの
まずはこの4つを確認してください。
それぞれの場合で必要です。
- 税込み年収を調べる
- 勤務形態の確認
- 毎月無理なく返済できる額を確認する
- 保証料の支払い方式を考える
1. 税込み年収を調べる
昨年末に会社からもらった源泉徴収票をみれば一発でわかります。
この囲った部分が税込み年収です。↓
もし手元になければ、会社にお願いしたら再発行してもらえます
2. 勤務形態の確認
ご主人さんの勤務形態を確認してください。
このどちらかのはず↓
- 会社員・公務員
- それ以外*
*「b.それ以外」の具体例はこんな感じ。↓
- 個人事業主
- 会社経営者(代表取締役)
- 親の会社の取締役
- 親の会社の会社員
- 取締役
- 契約社員
これにあてはまってたら「それ以外」やな
3. 毎月無理なく支払いできる額を確認する
この先ずっと、その支払額が続きます。
35年、月にすると420ヵ月、毎月無理なく支払うことができる(できそうな)額を考えてみてください。
んーー
いくらかなーー
ってなる方は、
現在の賃貸マンションの家賃+駐車場代は毎月いくらですか。
現在の家賃+駐車場を基準にして考えていくとわかりやすいかもです。
4. 保証料の支払い方式を考える
銀行で住宅ローンを借りると、保証料がかかります。
その額は、借入額の約2%。
支払のタイミングは、融資実行時。
例)3,000万円の借入 → 保証料 約60万円
支払い方はふたつ。
- 内枠方式
- 外枠方式
それぞれどんなもんかというと、
a. 内枠方式は
融資実行時に、現金一括で支払う方法。
b. 外枠方式は
借入金利に+0.2%して、毎月分割で支払う方法。
内枠か外枠かで、金利と諸費用額が変わるねんな
くわしくはこちら。
では今日の本題、
シミュレーションしてみます
上の1-4は確認していただけましたでしょうか。
それをもとに、僕がいままでお会いした方たちの条件で、いくつかシミュレーションしてみます。
たぶんかなり現実的。具体的。
あなたのご家族に近いものがあれば嬉しいです。
ちなみに、
ご主人さんの勤務形態
×
世帯年収(ご主人+奥さん)
×
毎月無理なく支払うことができる額
×
保証料の支払い方
この4つの組み合わせです。
条件の確認
確認いただいた1-4以外はこんな条件で固定しています。
- 借入銀行 関西アーバン銀行
- 借入期間 35年
- ボーナス返済なし
- 元利均等返済
過去2回と同じ条件。
では練習。
シミュレーション0(見てほしい箇所の説明)
確認していただいた1-4の対応している箇所それぞれこの場所。
それをもとに、
- 年収から住宅ローンの借入可能限度額
- 無理なく返済できる借入額
をグラフにしました。
それぞれチェックする箇所は、赤で囲まれた箇所。
この金額がそれぞれの金額ってことか
(拡大してください↓)
まずはこの条件でシミュレーションしてみます。
ご主人さん(会社員) 年収400万円
奥さん(専業主婦) 年収0万円
毎月無理なく返済できる額 6.5万円/月
保証料内枠方式→金利0.775%で借入れ
の場合です。
結果はこれ。
年収基準でみた場合 3,465万円
無理なく返済できる額 2,390万円
ということがわかります。
大事なことは、
- 年収から住宅ローンの借入可能限度額
- 無理なく返済できる借入額
の差額をきちんと把握すること。
理想と現実の把握やな
それでは、いきます。
あたしんちに近いのあるかな
シミュレーション1
ご主人さん(会社員) 年収500万円
奥さん(専業主婦) 年収0万円
毎月無理なく返済できる額 7.0万円/月
保証料内枠方式→金利0.775%で借入れ
保証料外枠方式→金利0.975%で借入れ
右、みぎ、ミギの現実感・・
ハンパないねんけど!
シミュレーション2
ご主人さん(親の会社) 年収450万円
奥さん(パート) 年収100万円
毎月無理なく返済できる額 7.5万円/月
保証料内枠方式→金利0.775%で借入れ
保証料外枠方式→金利0.975%で借入れ
親の会社で働いてたら審査きびしいの、はじめて知ったし!
シミュレーション3
ご主人さん(個人事業主) 年収350万円
奥さん(会社員) 年収250万円
毎月無理なく返済できる額 8.0万円/月
保証料内枠方式→金利0.775%で借入れ
保証料外枠方式→金利0.975%で借入れ
個人事業主さんの審査もきびしめやん。
シミュレーション4
ご主人さん(会社員) 年収350万円
奥さん(パート) 年収100万円
毎月無理なく返済できる額 6.5万円/月
保証料内枠方式→金利0.775%で借入れ
保証料外枠方式→金利0.975%で借入れ
左だけ見とったらアカンで!
しっかり右も見るんやで!
シミュレーション5
ご主人さん(公務員) 年収550万円
奥さん(パート) 年収100万円
毎月無理なく返済できる額 9.0万円/月
保証料内枠方式→金利0.775%で借入れ
保証料外枠方式→金利0.975%で借入れ
シミュレーション6
ご主人さん(会社員) 年収700万円
奥さん(専業主婦) 年収0万円
毎月無理なく返済できる額 10.0万円/月
保証料内枠方式→金利0.775%で借入れ
保証料外枠方式→金利0.975%で借入れ
毎月10万円返済可能やったら、3,500万円くらいの借入れ可能なんか。
まとめ
どうでしたか。自分に近いものはありましたか。
不動産を購入しようと思ったとき、最初の第一歩は予算から。
その予算も、事情がちがえば、みんなそれぞれちがいます。
- 年収から住宅ローンの借入可能限度額
- 無理なく返済できる借入額
このふたつをきちんと把握して、将来の不安を少しでも減らしてください。
そして、あなたの予算・事情を理解して、年収ベースの物件ではなく、無理なく返済できる物件を提案する営業マンをさがしてください。
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