住宅ローンで収入合算するメリット・デメリットは?連帯債務・連帯保証・ペアローンを解説!

住宅ローンを収入合算するメリット・デメリットは?連帯債務・連帯債務・ペアローンを解説!

 

この記事を読めば「これがわかる!」

  1. 収入合算のメリット・デメリット
  2. 収入合算全3パターンの解説
  3. 収入合算のタイプ別にみる、住宅ローンのポイント・組み方の例

 

こんにちは。

新築一戸建てを仲介手数料無料で購入できる「ゼロ仲介」を運営しています株式会社groundの鈴木です。

 

住宅ローンの利用を考えていて、ご主人さん(もしくは奥さん)お一人だけの収入では希望額の借り入れができない場合、どうしたらいいのでしょう。

 

スズキ
よくある相談のひとつですね!

 

 

この場合、ご主人さん・奥さん、夫婦ふたりの収入を足して(収入合算して)、住宅ローンの借入額を増やすことができます。

 

「住宅ローンの収入合算」というやつですね!

 

収入合算をして借り入れをした場合、共働きの夫婦なら住宅ローンの借入額を増やすことができますし、「ペアローン」を組むことによって住宅ローン控除を二人分申告することも可能です。

二世帯同居など、家族数が多い家なら、「親子リレーローン」で返済期間を長く設定して月々の返済負担を減らしたり、借入額を多めに設定しても、働き手が多くいれば全員で協力して短時間での完済を目指せます。

 

 

ヒガシノさん
なるほどー、その手があったか!

 

スズキ
そうなんです!「家族でリスクや負担をわける」、という考え方ですね。

 

 

では、この「住宅ローンの収入合算には、どんなメリット・デメリットがあって、どんな種類があるのか?」など、正確に把握されてますしょうか?。

 

というわけで、この記事では、「住宅ローンの収入合算」についてくわしくご紹介していきます。

 

 

【チェック!】ただでさえわかりにくい「収入合算の説明」です。

 

そのため、この記事では、前提として「夫婦ふたりでローンを組んで」、

 

・ご主人さん → メインでお金を借りる人(=主債務者・しゅさいむしゃ)

・奥さん → 合算をする人(ふたりめ)

 

として書いていきます。

 

 

スズキ
親子リレーローンなどで、親子の収入を足す場合も同じですので、参考にしていただけたら!

 

目次

1,住宅ローンを収入合算で借り入れる場合のメリット・デメリット

住宅ローンを収入合算で借り入れる場合のメリット・デメリット

 

それでは、最初に「住宅ローンを収入合算で借り入れる場合のメリットとデメリット」についてご説明していきます。

 

「たとえば夫婦で」、「たとえば親子で」、収入を足して住宅ローンを借り入れる場合、どんなメリットがあって、どんなデメリットがあるのでしょうか。

 

まずはここからです。

 

 

ヒガシノさん
いいことばかりじゃないはず 

 

 

(1)収入合算の「メリット」

 

住宅ローンの収入合算の最大のメリットは、「ひとり分でだけでは収入が足りなかった額を借り入れできる」という点です。

 

スズキ
収入を足しますしね

 

ヒガシノさん
これはシンプル

 

(2)収入合算の「デメリット」

 

住宅ローンの収入合算の最大のデメリットは、以下の2つです。

 

1,失業や病気で片方の収入がなくなってしまった場合、返済できなくなる可能性がある。

2,出産などで離職する場合の負担が重い。

 

 

ヒガシノさん
たしかになー、、怖い面もある。

 

 

2,夫婦(配偶者)で住宅ローンを組む場合の「収入合算の計算方法」

 

次は、気になる「収入合算の計算方法」についてご説明していきます。

 

住宅ローンの借り入れ額を、「ご主人さん」、「奥さん」のお一人だけの収入だけでなく、共働き夫婦の場合、「収入を合算する」という方法で借り入れ額を増やすことができます。

 

ヒガシノさん
さっき説明してもらった「収入合算」やね

 

 

(1)【参考例】夫婦(配偶者)で住宅ローンを組む場合の収入合算の計算シュミレーション

 

たとえば、以下のようなケースを想定した場合の計算方法をご紹介します。

 

●ご主人さん「年収450万円」のみで借入額を計算すると3,800万円まで借り入れが可能な場合

 

・この場合に、「年収200万円」の奥さんの収入を合算してみます。

 

 

【チェック!】ご主人「年収450万円」に、奥さんの「年収200万円」の収入を合算した場合

 

世帯年収650万円(ご主人さん450万円+奥さん200万円=650万円)となり、「5,600万円」まで借り入れ額を引き上げることができます。

 

 

 

 

 

 

スズキ
世帯年収を650万円で計算できるんです

 

 

ただし、銀行によっては、夫婦の収入合算の計算方法がちがいます。

 

くわしくは、以下の「各銀行の住宅ローンの解説ページ」に書いていますので、参照ください。

 

「関西アーバン銀行の住宅ローン」の解説ページはこちら

「三菱UFJ銀行の住宅ローン」の解説ページはこちら

「三井住友銀行(SMBC)の住宅ローン」の解説ページはこちら

「みずほ銀行の住宅ローン」の解説ページはこちら

「りそな銀行の住宅ローン」の解説ページはこちら

「近畿大阪銀行の住宅ローン」の解説ページはこちら

「池田泉州銀行の住宅ローン」の解説ページはこちら

「三井住友信託銀行の住宅ローン」の解説ページはこちら

「京都銀行の住宅ローン」の解説ページはこちら

「南都銀行の住宅ローン」の解説ページはこちら

「住信SBIネット銀行の住宅ローン」の解説ページはこちら

「フラット35」の住宅ローンの解説ページはこちら

 

3,住宅ローンの「収入合算」3つパターン(連帯債務・連帯保証・ペアローン)を解説

 

次に、「収入合算の3つのパターン」として、「連帯債務・連帯保証・ペアローン」についてご説明したいと思います。

 

住宅ローンの「収入合算」をする場合のメリット・デメリットを理解したら、本題です。

 

「収入合算」をする方法は、全部で3パターン。

 

 

上記の図の通り、

 

  • 連帯債務
  • 連帯保証
  • ペアローン

 

の3つです。

 

まずは、「連帯●●」とよばれるものから順番にご説明していきます。

 

 

スズキ
似ているようでまったく別のものです!

 

 

(1)連帯債務

 

「連帯債務」は、夫婦それぞれに住宅ローンの返済義務があります。

 

借り入れる世帯(ご主人さん+奥さん)で、銀行と住宅ローンの借り入れをするイメージです。

以下の図をご覧いただけたらわかりやすいと思います。

 

 

住宅ローンの契約の数は1つですが、ご主人さん、奥さんともに住宅ローンの契約をするので、それぞれ返済義務があります。

 

 

ヒガシノさん
ご主人さんも奥さんも、それぞれ「お金を借りる契約」をする点がポイントやな!

 

 

(2)連帯保証

 

「連帯保証」は、債務者(ご主人さん)が返済できないときに、連帯保証人(奥さん)に住宅ローンの返済義務があります。

 

以下の図をご覧いただけたらわかりやすいと思います。

 

 

住宅ローンの契約の数は1つですが、ご主人さんだけが住宅ローンの契約をするので、返済義務はご主人さんにしかありません。

 

奥さんは、ご主人さんの住宅ローンの契約を保証する契約を銀行とします。(なので、銀行からすると、奥さんにはお金を貸していないんですね。)

 

ヒガシノさん
奥さんは、ご主人さんの「お金を借りる契約」を保証するだけの立場

 

スズキ
夫婦ふたりで、住宅ローンの契約は1つです

 

(3)ペアローン

 

「ペアローン」は、夫婦がひとりずつ、それぞれ(ご主人さん・奥さん)がローンを組みます。

 

契約が2つになるので、住宅ローンの契約にかかる費用も2つ分必要です。

 

こちらも以下の図をご覧いただけたらわかりやすいと思います。

 

 

住宅ローンの契約の数は2つになり、ご主人さん、奥さんともに、それぞれ返済義務があります。

 

ご主人さん、奥さん、それぞれが銀行と住宅ローンの契約をするので、住宅ローン控除などもそれぞれに適用されます。

 

ヒガシノさん
ご主人さんも奥さんも、それぞれ「お金を借りる契約」をする点がポイントやな!

 

スズキ
契約は、夫婦ひとりずつするので、2つです

 

4,実際の借り入れ時には、「どの収入合算にするかは選べない(ことがほとんど)」

 

前項では、「収入合算の3つのパターン」を説明しました。

 

ただ実際は、金融機関で住宅ローンを収入合算で借り入れをしようと思ったら、

 

  • 連帯保証
  • 連帯債務
  • ペアローン

 

のどれにするか自由に選べるわけではないことが多いんですね。

 

なぜなら、「銀行住宅ローン」と「フラット35」、それぞれ収入合算の方式がほぼ決まっているので、「銀行の住宅ローンを選ぶのか?」、「フラット35の住宅ローンを選ぶのか?」で、「連帯保証・連帯債務・ペアローンのどれを選べるか」は決まってしまうのです。

 

 

スズキ
これを踏まえた上で、以下でそれぞれを説明していきます

 

 

(1)銀行住宅ローンの収入合算の場合

 

→ 連帯保証 or ペアローン

(連帯債務を選べるのは少ない)

 

 

銀行住宅ローンで収入合算する場合は、「連帯保証かペアローンか」のどちらです。

 

スズキ
連帯債務を選べる銀行は、非常に少ないです

 

しかも、奥さんがパートの場合、「ペアローン」を選べず「連帯保証」のみになります。

 

(2)フラット35の収入合算の場合

 

→ 連帯債務のみ

(連帯保証・ペアローンは選べない)

 

 

フラット35を利用する場合、収入合算は連帯債務のみです。

 

 

スズキ
「連帯保証・ペアローン」はそもそも選べません

 

 

フラット35の場合、収入合算(連帯債務のみ)は、以下の2つのみです。

 

1,夫婦で収入合算

 

ご主人さん、奥さんで収入合算 → 連帯債務

 

 

スズキ
婚約者同士でも収入合算できます

 

 

夫婦での収入合算の場合、どちらかの持ち分なしでも大丈夫。

 

 

2,親子で収入合算

 

親+子で収入合算 → 連帯債務

 

 

スズキ
フラット35では、「親子リレー」とよばれているものです

 

 

親が同居しなくても収入合算できますが、持ち分なしではダメです。

 

 

スズキ
親も子も、絶対に持ち分を持たないといけません

 

ヒガシノさん
・・・(言ってることがむずかしい)

 

5,家族構成から「住宅ローンの組み方」を考えてみる

 

ここでは、収入合算した場合の

 

  • 夫婦共働き
  • 二世帯同居(親子同居)

 

それぞれで、「住宅ローンの組み方」を考えてみます。

 

(1)夫婦共働きの場合

 

1,夫婦それぞれで住宅ローンを組むことができる

2,収入合算して借入額を増やすことも可能。

3,子供がいないうちは夫婦二人分の収入で返済を早めることもできる

 

(2)二世帯同居の場合

 

1,親子リレー返済で返済期間を長くできる

2,住宅取得資金を親から子へと贈与し、頭金を増やす(非課税)

3,借入額を多く設定しても、働き手が複数いれば安心

 

 

ヒガシノさん
いろんなことが考えられるな

 

6,「収入合算」のタイプ別にみる、住宅ローンのポイント・組み方の例

 

最後に

 

  • 共働き夫婦
  • 高齢者(親子リレーも検討中)
  • ご主人さんのみ

 

の3つの場合に、住宅ローンを借り入れるポイント・組み方を考えてみました。

 

(1)共働き夫婦

 

1,「ペアローン」を組む場合は、片方の借入額と期間を短くする

2,繰り上げ返済で、早い時期に片方の借り入れは完済しておく

3,ライフプランに沿って、教育費など出費の多い時期に2本のローンが重ならないようにする

 

 

ヒガシノさん
不測の事態に備えておくわけな

 

 

(2)高齢者

 

1,基本は親子リレーローンで考える

2,「リレーローン」を組まない場合には、自己資金をベースにして足りない分だけローンを組む

3,短期で借入額をすべて返済できるプランをあらかじめ考えておく

 

 

ヒガシノさん
年齢から借入年数が短くなるから、それを考えないとな

 

 

(3)一人でローンを組む(妻が専業主婦)

 

1,まずは全期間固定金利でしっかりとした返済計画を立てる

2,妻が就職する(仕事に復帰する)仮定で借入額を安易に増やさない

3,妻が就職した場合の収入は、繰り上げ返済に充てるなど返済計画をあらかじめ考えておく

 

 

ヒガシノさん
うんうん、そうやな

 

 

7,まとめ

 

いかがでしたか?

 

住宅ローンの収入合算については、ご利用を検討されている方も多いはずです。

お家を決めたら、住宅ローンの準備期間は約1週間と、とにかく時間がありません。(これ、みなさん知りません。。汗)

 

そのため、お家を探す前から「住宅ローンの事前準備を進めておくのが、一番かしこいお家の購入方法」です。

収入合算について正しい知識を事前に把握して、住宅ローンの組み方など今後のライフプランを考えながら、計画を立ててみましょう。

 

8,新築一戸建ての購入を検討されている方へ!仲介手数料無料で購入できる「ゼロ仲介」のサービス案内

 

スズキ

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9,【関連情報】銀行系「住宅ローン」徹底解説シリーズ!一覧でまとめました。

 

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記事作成者:鈴木 宏治

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大阪生まれ大阪育ちの39歳。 北摂で住宅売買の不動産仲介会社に勤め、2014年36歳のときに北浜で独立。 「人生で一番高い買いもの、新築一戸建てを少しでもお得に買いたい」 そんなお客様の声をカタチにしたサービス「ゼロ仲介」をはじめました。 弁護士・税理士と共同して仕事をすることも多く、「売買契約の安全・安心は当たり前」がモットー。 住宅ローンの相談はもちろん、銀行選び・借入プラン選びもお手伝いをさせていただいています。 夢は、短パンで物件案内すること。