この記事を読めば「これがわかる!」
- みずほ銀行住宅ローンの審査基準と金利について
- みずほ銀行の住宅ローンの特徴
- 年収から計算した借入可能額(MAX額)
*各データは2020年4月1日時点のものです
こんにちは。ゼロ仲介の鈴木です。
都市銀行のひとつ、「みずほ銀行の住宅ローン」。
▶参考:みずほ銀行の住宅ローンの公式サイトのご案内
ここでは、みずほ銀行の住宅ローンの審査基準についてくわしい説明をしていきますが、住宅ローンの内容については、公式サイトも参考にご覧ください。
くわしく書いてみます。
みずほ銀行住宅ローンの金利と審査基準(審査データ)
(1)店頭金利
2.475% (変動金利)
(2)最大優遇金利後の実行金利
0.625% (変動金利)
(3)審査金利
3.5%
(4)返済比率(返済負担率)
年収300万円以上400万円未満 → 35%
年収400万円以上700万円未満 → 40%
年収700万円以上 → 45%
(5)借入可能最低年収
300万円以上(これ以下だと審査してません)
(6)最低勤続年数
3年(ですが目安は1年から審査可能)
(7)事務手数料
32,400円
みずほ銀行の住宅ローンの特徴
ここからは、みずほ銀行の住宅ローンの特徴を簡単にまとめておきます。
(1)事前審査はすべてデータ端末の点数次第
メガバンクのひとつである、みずほ銀行の住宅ローンの事前審査は他のメガバンクの三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行と同じく点数制です。
みずほ銀行独自のデータ端末に年齢・勤務先・勤続年数・年収・希望借入額を打ち込むと評価が出ます(勤務先も評価点が出ます)。
この点数が一定以下だと融資不可。事前審査に落ちます。
▶参考記事:同じ都市銀行でも、りそな銀行の事前審査は個別審査です(データ端末の点数制ではありません)。
ぜひ「りそな銀行」の住宅ローンと審査基準を比較してみてください。
「りそな銀行」の住宅ローンについてのくわしい解説はこちらからご覧ください。
(2)スコアリングができる
スコアリングとは、事前審査の前にお客さんの情報を元に事前にデータ端末を叩いて、点数を調べてもらうことです。
支店へ自分で事前審査を依頼した場合はできませんが、不動産業者が住宅ローンセンターと取引があれば、このスコアリングができます。
スコアリングでわかること、わからないことがありますので注意してください。
スコアリングは、あなたの情報から借入額とその結果(承認がオッケーになりそうかどうか)を事前に判断するものです。
●スコアリングでわかること
- 希望額が借入可能額か(年収から計算)
- 承認が下りる前提で、優遇金利がいくらか
●スコアリングでわからないこと
- 物件が融資可能なものか
- 個人信用情報についてのもの
▶参考記事:同じくスコアリングができるのは三菱東京UFJ銀行です。
くわしくは「三菱東京UFJ銀行の住宅ローン」も参考にご覧ください。
(3)個人信用情報にはきびしい
みずほ銀行はほかの都市銀行と同じく、やっぱり個人信用情報にきびしいです。
過去の借入れの返済が滞っていると、一部上場企業勤務・公務員を問わず、住宅ローンの審査に通りません。(もちろん返済履歴によります)
現在消費者金融から借入れがあると、返済状況に問題がなくても審査に通りにくいです。過去の借入れ・現在の借入れへのきびしさは、他の都市銀行と同じくらいかと。
これまで事前審査を出して2時間で返ってきたことがあります(もちろん落ちました)。
(4)団体信用生命保険に加入できなくても「ワイド団信」で対応
健康上の理由で、通常の団体信用生命保険にご加入できなかった方でも、ワイド団信であれば、ご加入できるかも。
健康上に不安があっても、もしかしたら住宅ローンの借入れができるかも。
ちなみに、この両方の条件を満たせば加入できます。
- ・お借入時の年齢が51歳未満の方
- ・「加入条件緩和割増保険料適用特約付団体信用生命保険」にご加入が認められる方
ワイド団信は金利上乗せ+0.3%。
(5)団体信用生命保険の特約は金利上乗せタイプと別途月払いタイプ
みずほ銀行住宅ローンの団体信用生命保険の特約はこのふたつ。
●3大疾病保障特約付団体信用生命保険
金利上乗せ+0.3%
ローン申込金額3,000万円超の場合、健康診断結果証明書の提出が必要。
●団体信用生命保険+8大疾病補償プラス or 団体信用生命保険+8大疾病補償
保険料は別途月払い(ローン残高の変動により毎月保険料が変動)
まとめると、みずほ銀行の団体信用生命保険はこんな感じ。
左の団体信用生命保険5パターンの中からひとつ+火災保険で、お家を守るイメージです。
(6)収入合算は条件あり
ほかの都市銀行とおなじく収入合算には条件があります。
- 正社員のみ収入合算できる(契約社員は条件付きで合算できる・派遣社員・パート・アルバイトは不可)
- 合算者の収入は、合算者(奥さん)の収入の半分まで
どんなもんかというと、
合算者はお仕事をしていても、正社員じゃないと合算できません。(これはほかの都市銀行とおなじ)
ほかの都市銀行とちがう点は、合算できる額は合算者(奥さん)の収入の半分まで。
奥さんが契約社員の場合
3年間以上おなじ会社に勤めている
ことが前提で
直近3年の収入の平均額×80%×半分を合算できます
▶参考記事:住宅ローンの収入合算についてくわしくは、こちらの記事をご覧ください。
(7)諸費用を借りると条件が悪くなる(かもしれない)
みずほ銀行の住宅ローンは、ほかの銀行とおなじく諸費用も借入れることができます。
ただ、諸費用も借入れる場合、金利の優遇は望めないかも。
あなたの条件にもよりますが、諸費用を借入れた場合の優遇金利は店頭金利から「-1.4%~-1.8%」。
つまり、借入金利は0.675%~1.075%。
0.675%って悪くないやん
て思ったかもしれませんが、みずほ銀行の住宅ローンで諸費用も借入れた場合、この0.675%の金利で借入れができることはかなり稀です。(みずほ銀行住宅ローン担当者談)
最悪の場合、優遇金利なしっていうこともあります
(8)飯田グループホールディングスと提携
みずほ銀行は、飯田グループホールディングスと提携しています。
飯田グループの新築一戸建て建売住宅を購入する場合、金利優遇・スケジュールの面で他の銀行より優遇されます。
実際には、基準金利から-1.7%が確定します。(なので、変動金利で0.775%は確定します)
これ以上にいい条件で借入れができるかは、あなたの条件によります。
▶参考記事:同じく飯田グループホールディングスと提携している銀行はこちらの銀行です。
「りそな銀行住宅ローン」「イオン銀行の住宅ローン」も参考にご覧ください。
▶参考記事:飯田ホールディングスの新築一戸建て建売住宅についてのくわしい説明は以下をご覧下さい。
パワービルダーとは何か知っていますか?建売住宅の価格を支える3つの仕組みを参照ください。
(9)繰り上げ返済手数料0円
みずほダイレクト(インターネットバンキング)経由からの手続きはすべて繰り上げ返済手数料「0円」。
年収から計算する、みずほ銀行で住宅ローンの借入額可能額をシミュレーション!
というわけで、年収から計算する借入可能額をシミュレーションしてみます。
年収は、源泉徴収票に載ってる税込年収で見るねんな
年収 | 借入可能額 |
300万円 | 2,110万円 |
350万円 | 2,470万円 |
400万円 | 3,220万円 |
450万円 | 3,620万円 |
500万円 | 4,030万円 |
550万円 | 4,430万円 |
600万円 | 4,830万円 |
650万円 | 5,240万円 |
700万円 | 6,350万円 |
まとめ
みずほ銀行はやはり都市銀行なので、審査基準もほかの都市銀行に近いものがあります。
事前審査はポイント制、個人信用情報にきびしいなど、ほかの都市銀行と横並びの基準のところも多いです。
ただ、たとえば都市銀行の中でワイド団信があるのはみずほ銀行の住宅ローンだけ。
もし都市銀行での借入れを検討しているなら、じっくり検討して、候補にいれていただけたらいいかもしれません!
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