こんにちは。ゼロ仲介の鈴木です。

飯田グループの建売住宅を検討しているけど、6社もあってどこがいいのか分からん。。。
なんて相談をよくいただきます。




同じ質問をいただくので、めちゃ分かりやすく解説します
いやそもそも飯田グループって何?という方も多いと思います。
でもこれ、2025年の住宅購入を考えている方には、絶対に知っておいて欲しい情報なんです。
パワービルダーと飯田グループの基本
「パワービルダー」って聞いたことありますか?
これは年間数千棟もの新築一戸建てを分譲する建売りメーカーのことです。和製英語なので、海外の人に「パワービルダー」と言っても通じません。




「パワービルダー」と聞くと、なんか筋肉ムキムキの建築作業員さんみたいですが、全然違います
その中でも最大手が「飯田グループホールディングス」です。
このグループは、
- 飯田産業(いいださんぎょう)
- 一建設(はじめけんせつ)
- 東栄住宅(とうえいじゅうたく)
- アーネストワン
- タクトホーム
- アイディホーム
の6社で構成されています。2013年に経営統合して作られた会社で、東証プライム市場に上場しています。




なんで同じグループなのに6社もあるねん…ややこしい
確かにそうですよね。でもこれには理由があります。各社の創業年数や商品コンセプトが違うから、それぞれの特色を活かして営業しているんです。
飯田グループ6社の規模とブランド
飯田グループは年間約4万棟もの住宅を分譲しています。国内シェア約30%という、めちゃくちゃ大きな会社なんです。




年間4万棟って、1日あたり約110棟建てている計算になります
これだけの規模があるから、設備や建材を大量に仕入れることができて、一棟あたりのコストを抑えることができるんですね。




大量生産で安くなるってことやんな
飯田グループが選ばれる理由は、こんな感じです。
① 予算が抑えられる(コスパが良い)
② 事前に建物を確認して購入できる
③ 見学から入居までの期間が短い
各社のブランド名と創業年数はこんな感じ。
会社名 | ブランド名 | 創業年数 |
---|---|---|
東栄住宅 | ブルーミングガーデン | 72年 |
一建設 | リーブルガーデン | 56年 |
飯田産業 | ハートフルタウン | 44年 |
アーネストワン | クレイドルガーデン | 42年 |
タクトホーム | グラファーレ | 39年 |
アイディホーム | リナージュ | 28年 |




ブランド名は覚えておいてください。現地で見る時は、この名前が看板に出ています
6社の住宅性能を徹底比較
2025年から建築基準法が変わりました。省エネ基準(断熱等級4以上)が義務化されて、構造計算の手間も増えたことで建築コストが上がってます。
でも飯田グループ6社の断熱性能と省エネ性能はこんな感じです
飯田グループ6社の断熱・省エネ性能 | ||
---|---|---|
会社名 | 断熱等級 | エネルギー等級 |
飯田産業 | 5 | 6 |
一建設 | 5 | 6 |
東栄住宅 | 5 | 6 |
アーネストワン | 5 | 6 |
タクトホーム | 5 | 6 |
アイディホーム | 5 | 6 |




全部同じやんか!
そうなんです。飯田グループ6社はどこも断熱性能と省エネ性能は最高水準なんです。法律の基準よりもずっと上の性能を標準で提供しています。
耐震性能も全社とも最高等級の耐震等級3です。これは建築基準法で決められた強さの1.5倍の耐震性能があるということ。
でも、制震装置については違いがあります。




制震装置があるのは「アーネストワン」と「東栄住宅」だけです
アーネストワンは昔から制震装置(SAFE365)を標準装備してましたが、東栄住宅も最近1年ほどで追いついてきました。この装置があると、地震の揺れを最大67%も減らせるんです。
長期優良住宅の認定については、東栄住宅と一建設の2社だけが取得しています。




長期優良住宅って聞いたことあるけど、何が違うん?
長期優良住宅認定を受けると、住宅ローン控除の限度額が上がったり、税金面でもメリットがあります。あとでくわしく説明しますね。
設備・仕様の違いはどこ?
飯田グループ6社には共通の標準設備がたくさんありますが、各社によって充実度に違いがあります。




どこも外壁はサイディング、屋根はスレートやアスファルトシングルなんで、パッと見は同じように見えるんです。
設備の充実度を比較するとこんな感じです。
充実している | 東栄住宅 |
---|---|
一般的な設備 | 飯田産業 一建設 タクトホーム |
よりシンプルな設備 | アーネストワン アイディホーム |




東栄住宅がええんかな?でもお高いんちゃう?
そこでコスパの話ですね。コストパフォーマンスで比べるとこんな感じです。
各社のコストパフォーマンス比較
コスパがいい | アーネストワン アイディホーム |
---|---|
標準的 | 飯田産業 一建設 タクトホーム |
やや高め (ただし設備も充実) | 東栄住宅 |




東栄住宅は設備が充実している分、少し値段が高いんです。逆にアーネストワンやアイディホームはシンプルな設備で値段を抑えています
アフターサービス・保証期間の差
家を買ったあとのサポートも大事ですよね。保証期間はどこも有料延長保証があって、30〜35年の長期保証が選べます。法律で義務付けられている10年保証よりずっと長いです。
でも、点検のタイミングは会社によって違います。こんな感じです。
各社の定期点検スケジュール | |||||
---|---|---|---|---|---|
会社名 | 3か月点検 | 6か月点検 | 2年点検 | 5年点検 | 10年点検 |
東栄住宅 | ● | – | ● | ● | ● |
アーネストワン | – | ● | ● | ● | ● |
一建設 | – | ● | ● | ● | ● |
タクトホーム | – | ● | ● | ● | ● |
アイディホーム | – | ● | ● | ● | ● |
飯田産業 | – | – | ● | ● | ● |




東栄住宅だけが3ヶ月点検をしてるんです。築浅のタイミングで点検してくれるのは安心感がありますね。




飯田産業は6ヶ月点検もないんや。ちょっと手薄な感じするわ
飯田産業さんは「問題があったら連絡ください」というスタンスです。ただどこも2年、5年、10年の点検はしっかりやってくれるので安心してください。
お金に関わる大事な違い
マイホーム購入で大事なのが税金や補助金ですよね。2025年から始まる子育てグリーン住宅支援事業による補助金額はこんな感じです。
子育てグリーン住宅支援事業補助金額 | ||
---|---|---|
会社名 | 分譲 | 建て替え |
東栄住宅 | 80万円 | 100万円 |
一建設 | 80万円 | 100万円 |
飯田産業 | 40万円 | 80万円 |
アーネストワン | 40万円 | 80万円 |
タクトホーム | 40万円 | 80万円 |
アイディホーム | 40万円 | 80万円 |




東栄住宅と一建設の2社は長期優良住宅の認定を取得しているので、補助金が倍になります。これだけで40万円の差が出ます
住宅ローン控除の最大額も違います。
住宅ローン控除の最大控除額比較 | ||
---|---|---|
会社名 | 子育て世帯 | その他 |
東栄住宅 | 5,000万円 | 3,500万円 |
一建設 | 5,000万円 | 3,500万円 |
飯田産業 | 4,500万円 | 3,500万円 |
アーネストワン | 4,500万円 | 3,500万円 |
タクトホーム | 4,500万円 | 3,500万円 |
アイディホーム | 4,500万円 | 3,500万円 |




うちは子育て世帯やからかなり違うやん!500万円も差があるんや
そうなんです。お子さんがいるご家庭なら、東栄住宅か一建設を選ぶだけで、ローン控除の限度額が500万円も多くなるんです。
増改築等資金の贈与税の非課税限度額は、どこも1,000万円までです。親や祖父母から援助をもらえる場合は、この非課税枠があるのはありがたいですね。
各社の「ウリ」を徹底解説
各社の特徴を簡単にまとめました。
各社の主な特徴比較 | |
---|---|
東栄住宅 | 長期優良住宅と低炭素住宅の両方を満たす 標準で網戸の設置 外構にこだわり |
アーネストワン | 耐震装置標準設備(SAFE365) EVコンセント 駐車場がアスファルト |
一建設 | デザイン性が高い オープンなウォークインクローゼット インナーバルコニー |
タクトホーム | 若い世代に人気 Low-Eガラス すっきりとしたデザイン |
アイディホーム | 人感センサー付き玄関灯 玄関の手すり 宅配ボックス設置物件あり |
飯田産業 | バルコニーに固定物干し竿 Low-Eペアガラス 生活のしやすさ重視 |




各社の特徴をつかんでおくと、自分に合った会社を選べます。たとえば、デザイン重視なら一建設、地震対策なら制震装置のあるアーネストワンや東栄住宅、ですね




飯田産業の物干し台は主婦目線やな〜。地味やけど嬉しいポイントかも
そうなんです。飯田産業の物干し台はしっかりとしたスタンドタイプでバルコニーに固定されてるんです。こういう小さな違いが、実際に住んでからの快適さに繋がったりします。
最新のシェア・売上ランキング
2023年4月〜9月時点の各社のシェアランキングはこんな感じです。
分譲件数ランキング | ||
---|---|---|
会社名 | シェア率 | 前年比 |
1位 アーネストワン | 26.4% | -0.7% |
2位 一建設 | 25.1% | ±0% |
3位 飯田産業 | 15.2% | +2.7% |
4位 タクトホーム | 12.5% | +1.6% |
5位 東映住宅 | 11.7% | -0.8% |
6位 ID フォーム | 8.9% | +0.7% |




アーネストワンと一建設の2社だけで全体の半分以上を占めています。でも飯田産業とタクトホームが件数を伸ばしているのが最近の傾向です
売上伸び率はこんな感じです。
売上伸び率ランキング | ||
---|---|---|
会社名 | 伸び率 | 前年順位 |
1位 アイディホーム | +29.9% | 5位 |
2位 タクトホーム | +4.9% | 3位 |
3位 飯田産業 | -2.3% | 2位 |
4位 一建設 | -2.4% | 6位 |
5位 アーネストーン | -2.6% | 4位 |
6位 東栄住宅 | -3.0% | 1位 |




アイディホームめっちゃ伸びてるやん!何かあったん?
実はアイディホームの大幅な伸びは、前年に役員不祥事があって業績が落ち込んだ反動で、一時的なものだと思われます。継続的に伸びているのはタクトホームですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。飯田グループ6社の違いについて解説してきました。




最後に、どんな方にどの会社がおすすめかをまとめておきますね
優先条件別比較 | |
---|---|
地震への備えを重視 | アーネストワン 東栄住宅 |
デザイン性を重視 | 一建設 タクトホーム 東映住宅 |
税控除・補助金を最大化 | 東栄住宅 一建設 |
住みやすさを重視 | アイディホーム 飯田産業 |
予算を重視 | アーネストワン タクトホーム |
一番のポイントは、飯田グループの物件は仲介手数料無料で紹介できるということです。
シンプルな住宅だからこそ、ご自身のセンスを活かせるというのも飯田グループ住宅の魅力です。低コストで高品質な住宅を手に入れるチャンスを、ぜひ活かしてください。




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