こんにちは、ゼロ仲介の鈴木です。

あかん、気に入った新築建売住宅があるけど予算オーバーしてまう!




でもどうしても諦められへん!
という相談をたくさんいただきます。
実はこの予算オーバーの住宅を購入するための具体的な方法があります。
いきなりですが、多くの方が「理想の住宅は希望予算より2割〜3割高い」と感じています。
3,000万円の予算で考えているなら、3,500万円くらいの物件が魅力的に見えるんですよね。
この記事では、そんな予算オーバーの住宅を手に入れるための対策を紹介します。
価格交渉の現実
予算オーバーの物件を予算内に納める一番手っ取り早い方法は価格交渉をすることです。ただ実際には、新築建売住宅の価格交渉は、多くの方が期待するほどかんたんではありません。




はっきり言って、3,500万円の住宅が3,000万円になることはまずありません
価格交渉の成功は、物件の売れ行きや販売状況に大きく左右されます。
今まで値下げをしているかどうかや、売主の都合(決算期で在庫処分をしたいなど)によって交渉できる金額は変わってきます。
一般的には30万円〜200万円ぐらいが交渉できる幅だと考えておくと良いでしょう。
例えば、3,200万円の住宅で200万円の交渉ができれば3,000万円で購入することが可能になります。
月々5万円の貯金をしているとしたら、40ヵ月分の金額に相当します。




200万円も値引きできるんやったら、めっちゃ大きいやん。家具とか買う余裕もできるやん
ただし、このレベルの値引きは必ずしも実現するとは限りません。
特に人気エリアの新築物件では、価格交渉の余地はさらに限られます。
売主としては、あなたが購入しなくても他の購入希望者がいる場合、値引きに応じる必要性を感じないからです。
予算オーバーの新築建売住宅を予算内で買うための方法
ここからは、予算オーバーの新築建売住宅を予算内で購入するための具体的な方法を紹介します。
1.自己資金を増やす
自己資金を貯めることは住宅購入にとって、とても重要なポイントです。
月々の支払い金額を抑えることができますし、同じ支払い金額でもグレードの高い建物や立地を選べます。




自己資金を貯めるのが一番難しいですよね




そもそもお金貯めれてるんやったら、貯めてるって。。。
ほとんどの方が毎月の家賃の支払いをしながら貯金をしているため、貯蓄のペースは遅くなりがち。
仮に家賃が8万円で毎月貯金を3万円していた場合、100万円貯まるのに3年近くかかります。
3,000万円の住宅購入でかかる諸費用は一般的に200万円前後ですから、諸費用を貯めるだけでも6年かかることになります。
年齢的にまだ若い方なら問題ないですが、30代半ば〜40代の方は住宅ローンの完済時年齢に注意が必要です。
完済年齢が75歳の場合、40歳でローンを組むとギリギリ35年ローンが可能です。
45歳の方だと最長でも30年の返済期間になります。
返済期間が短くなれば月々の支払い金額は高くなり、希望している住宅に手が届かなくなることもあります。
2.値下がりを待つ
新築戸建の場合、値下がりするタイミングがいくつかあります。
主な値下げのタイミングとしては、建物が完成して1〜2ヶ月後、その後は2ヶ月に1回程度の頻度で値下げされることが多いです。
最終的な売り切り時には2週間に1回程度値下がることもあります。




じゃあ値下がりするの待ったら良いやん!
しかし、値下がりを待つという戦略には様々なリスクが伴います。
基本的に住宅は2つと同じものがありません。
他の人が購入してしまえば、二度と同じ住宅が市場に出ることはないのです。
値下がりを待っていても結局購入できなければ意味がなく、これは個人の性格によっても「待てる・待てない」があります。




ちなみに私は欲しいものを我慢できないタイプなので、この戦略には不向きです。
希望価格と販売価格に大きな差があるなら、思い切って交渉するか、別の物件を検討した方が現実的かもしれません。
3.既存の借り入れがある場合は返済を検討する
住宅ローンの借入可能額は基本的に年収で決まります。
多くの方は購入する住宅の価格は月々の支払いが可能な額で検討していると思いますが、車のローンなどがある場合は全額返済をすると家計が一気に楽になります。
今までより家計に余裕ができれば、住宅の予算が上がっても問題なくなる可能性があります。
車のローンなどは借入している金額は住宅と比べれば少ないですが、金利が高い、支払い年数が短いということもあり月々の支払額が高くなっていることが多いです。




また、ろうきんのおまとめローンなど、既存ローンを住宅ローンにまとめて借り入れできる金融機関を選ぶという方法もあります。
これにより、高金利の既存ローンを住宅ローンの低金利に組み替えることができ、トータルでの返済負担を軽減できる可能性があります。
生命保険などを見直すことで家計が楽になるケースもあります。
住宅ローンを組むと「団体信用生命保険」に加入できるので、万が一の時でも住む場所は残せます。
その点も含め見直しをしてみると良いでしょう。
4.親御さんなどに資金援助をお願いする
これは頼める・頼めないがあると思うので、方法としてはあまり有効とは言えないかもしれません。
ただし、援助が頼めた場合は一気に資金計画が楽になります。




通常、贈与税は年間で110万円以上の場合、税金が発生しますが、住宅購入の贈与は700万円まで無税となります。
この制度を利用することで、予算の不足分を補うことが可能です。




親に頼むのはなんか気が引けるなぁ。。でも700万円も無税なんて知らんかった!
5.トータルでの諸費用を安くする
住宅購入には様々な諸費用が発生します。
一般的には住宅価格の7〜10%程度と言われています。
諸費用の中でもいくつか削減できるポイントがあります。
住宅ローンの金利は月々の支払額に大きく影響します。
3,000万円を1.5%で借りるのと0.6%で借りるのでは、月々で1万円以上の差が出ます。
1万円という金額を住宅価格に換算すると300万円近い金額になります。




銀行の保証料も重要な要素です
保証料は借入価格の2%前後が一般的なので、3,000万円の借入だと60万円が必要になります。
銀行によっては保証料が0円という銀行もあるため、こうした銀行を選べば初期費用を大幅に減らすことができます。
ただし、保証料がない代わりに金利が若干高くなる傾向があります。
火災保険も見直しのポイントです。
木造の新築戸建の場合、30万円くらいの火災保険料が一般的ですが、契約年数を短くしたり保証を下げることによって金額を下げることも可能です。
例えば、「家財」に1,000万円以上の保険をかけることは、多くの場合過剰かもしれません。
基本的に1,000万円単位の家財保険が適用されるのは住宅がほぼ全焼した時くらいです。
保険に加入する際はどのような内容かをしっかりと理解した上で加入しましょう。
仲介手数料も諸費用の中で最も高額な費用の一つです。
これは住宅価格の3%+6万円(税別)が上限と法律で定められています。
3,000万円の住宅であれば約96万円の仲介手数料がかかる計算です。
仲介手数料が無料の不動産会社を利用できれば、大きな節約になります。
予算オーバーしやすい原因と心構え
それでは、なぜ予算オーバーしてしまうのでしょうか?その原因と心構えを見ていきましょう。
1.高額な状況に鈍感になる
住宅の購入は高額の取引になるため、金銭感覚が麻痺してしまい、鈍感になる場合があります。
「あと100万円だけなら」と簡単に考えてしまうこともあるでしょう。
しかし、その「あと100万円」が、将来の家計を圧迫する原因になりかねません。
ゼロ仲介 鈴木




ファイナンシャルプランナーなどのプロに相談することで対策はできるかもしれません。
調査によると8割の人が住宅購入における予算の算出を自分だけで情報収集しているという報告もあります。
自宅の予算くらいは自分だけでも算出できそうに思えますが、そう簡単ではないことを認識しておきましょう。
2.予算の見立てが甘くなりがち
住宅購入は多くの人が一生に一度の大きな買い物です。
「あれも欲しい、これも欲しい」と希望条件が膨らんでいくうちに、予算がどんどん上がっていくケースは少なくありません。
また、新築一戸建て建売住宅を購入してからもオプションや家具・家電の購入などで出費が膨らみます。




わかる〜。食洗機付けたり、エアコンを新品にしたりとか、ちょっとずつ上げてたらめっちゃ高なってた。。
予算をオーバーしないためには、予算を明確に決めておき、必要な条件を洗い出すことが大切です。
将来の支出も含めて、無理のない範囲で計画を立てましょう。
3.新築一戸建て建売住宅購入における勉強不足の影響
住宅の購入は、金利や建物の仕様、立地に関してなど、たくさんの知識が必要になります。
曖昧な知識のまま進めていくと予算をオーバーする可能性は高まります。
住宅購入にかかる費用を事前に把握しておき、何にいくら必要なのかを理解しておきましょう。
不動産会社に任せるだけではなく、自らも勉強して知識を身につけることで、予算内に収まり、満足度の高い住宅購入ができます。
希望通りの新築建売住宅を予算内で買うためのポイント
1.予算に余裕を持たせる
住宅購入では、予算に余裕を持たせることが重要です。
設備や間取りを検討していると、多くの方が理想の家に近づけようとし、結果的に予算をオーバーしてしまいます。




初めから余裕のある予算を設定し、予算がオーバーしてしまうことはあらかじめ想定しておくとよいでしょう。
その上で、無理のない範囲で調整していきます。
2.優先順位を明確にする
家を購入する際に、さまざまな条件を取捨選択する必要があります。
条件に優先順位をつけておけば、迷いや予算オーバーを回避できるかもしれません。
条件には立地や間取り、日当たり、設備などがあります。
必要な条件とそうでない条件に順位をつけておきましょう。
住宅購入では理想通りの住宅にすることは難しく、ある程度妥協をする必要があることを頭に入れておくことが大切です。
3.早めにプロの意見を聞く
希望に沿った住宅を購入するためには、早めに専門家である不動産会社の意見を聞くことをおすすめします。
住宅購入は予算、立地、間取りなど検討材料が多いです。
準備するのに早すぎるということはありません。
早めに不動産会社に問い合わせることで、不安や悩みも取り除くことができるでしょう。
プロの意見を参考にしながら、自分たちの希望と予算のバランスを取ることが重要です。
4.売れ残り物件の賢い選び方
新築一戸建て建売住宅でも、売れ残っている物件があります。
長期間売却されないでいると、不動産会社としても早く売却したいと考え、価格が下がることがあります。




でも売れ残ってる物件って、何かあるんちゃうん?
ただし、売れ残り物件には買い手がつかない理由があることを忘れないでください。
立地や間取り、設備などに問題がないか、しっかりと確認した上で検討することが大切です。
値引きを期待できる一方で、将来的な資産価値にも影響する可能性があることを念頭に置いておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
予算オーバーの新築一戸建て建売住宅を購入するには、様々な方法があります。




実は、予算オーバーを解決する最も現実的な方法は「4つの合わせ技」なんです
- 値下がりを待つ
- 価格交渉をする
- 仲介手数料0円で購入する
- 既存ローンがあれば、おまとめローンを使う
この4つを組み合わせることで、予算内に収めることができるんです。
特に仲介手数料は大きな負担となりますが、これを削減できれば大きな節約になります。
ゼロ仲介では、新築一戸建て建売住宅の購入時に通常かかる仲介手数料が0円です。
3,000万円の住宅購入であれば、約96万円もの費用が不要になります。
これは月々3万円の貯金をしている家庭の32ヶ月分(約2年8ヶ月)に相当する大きな節約です。
さらに、ゼロ仲介では住宅ローンのコンサルティングも行っています。
関西の住宅ローン取扱金融機関すべての審査基準と商品内容を把握し、お客様に最適な金融機関・借入プランを無料で提案しています。
借入先によって総支払額が100万円程度変わる可能性もあるため、この点でも大きな節約が可能です。
物件価格の交渉サポートも行っており、物件価格+購入費用+住宅ローン利息のトータルコスト削減をサポートします。
また、LINEを活用した気軽な相談が可能で、電話勧誘などのプレッシャーなくいつでも問い合わせができます。
特に予算オーバーの物件購入を検討されている方には、ゼロ仲介の独自ツールによる物件提案システムが大変有利です。
このシステムでは、お客様の希望条件に合った物件の価格が下がったらすぐに通知する機能を備えています。
先ほど説明した「値下がりを待つ」戦略を効果的に実行できるため、予算オーバーの物件でも適切なタイミングで購入できるチャンスを逃しません。
価格変動をリアルタイムに把握できるので、値下がりのタイミングを見極めやすく、他の購入希望者より一歩先に行動することが可能です。
住宅購入は一生に一度の大きな買い物です。
無理のない返済計画を立て、将来の生活にも余裕を持たせることが何よりも重要です。
ゼロ仲介では、住宅購入の専門家である宅建士が、お客様一人ひとりに合わせた最適なアドバイスを提供しています。
予算オーバーの住宅でも気になる物件があれば、ぜひ一度ゼロ仲介にご相談ください。
「そんな方法があるのか!」というような提案ができるかもしれません。
詳しくはゼロ仲介の公式ホームページをご覧いただくか、LINEでお気軽にお問い合わせください。
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