2024年現在、旦那がブラックリストに載っていても、妻が働いていれば妻名義だけで住宅ローンを組むことが可能です。
例えば、旦那が過去に自己破産・現在CICに異動情報があっても、妻が正社員として働いていれば、住宅ローンの審査に通る可能性が高くなっています。
この記事では、具体例を交えながら、妻名義での住宅ローン申し込みの実態と注意点についてくわしく解説します。
はじめに:変わりゆく住宅ローンの常識
かつては、
「家を買うのは男性」
「住宅ローンは世帯主が組むもの」
という固定観念が強く存在していました。
例えば、5年前までは「世帯主である夫の収入が主で、妻の収入は補助的」という考え方が一般的でした。
しかし、2024年の今、そんな常識は大きく変わりつつあります。
特に、旦那さんの信用状況が悪くても、妻だけで住宅ローンを組めるケースが増えているのです。
妻名義での住宅ローン:可能性と背景
旦那がブラックリスト入りしていても、妻が働いていれば住宅ローンは組めるの?
という質問に対して、答えは
はい、組めます
です。
- Aさん(35歳女性):正社員として年収400万円
- Aさんの夫(37歳男性):過去に自己破産歴あり、現在は正社員
この場合、Aさんの安定した収入があれば、夫の自己破産歴に関わらず、Aさん名義で住宅ローンを組める可能性が高いのです。
以前は難しかったこの選択肢も、現在では十分に可能性があります。
その背景には、社会の変化があります。男女平等の意識が高まり、共働き世帯が増加したことで、銀行の考え方も柔軟になってきました。
銀行の審査:何を聞かれる?どう答える?
銀行の審査では、主に以下のような質問が想定されます:
- 住宅ローンを組む人(今回は妻)の収入や職業 例:「正社員として月給30万円です」
- 家族構成 例:「夫と2人暮らしです」
- 物件の情報 例:「3LDKの新築マンションを検討しています」
ここで注意したいのが、旦那さんの状況についての質問です。
「旦那さんは何をしているんですか?」と聞かれた場合、
現在は働いていないんです
と答えるのがよいでしょう。
多くの銀行は、それ以上くわしく聞いてくることはありません。
もしくわしく聞かれても、
申し訳ありませんが、私だけで審査をお願いしたいのですが…
と返すことで、不必要な情報提供を避けられます。
注意点:連帯保証人について
以前は、旦那さんを連帯保証人にすることで、銀行が家計全体のリスクを確認しようとするケースがありました。
5年前の事例:Bさん(32歳女性)が住宅ローンを申し込んだところ、銀行から「夫(34歳男性、異動情報記載あり)の連帯保証人が必要」と言われた。
しかし、2024年現在、そのような慣行はほぼなくなっています。
Bさんが今年同じように申し込めば、夫の保証なしで審査に進む可能性が高いでしょう
ただし、地方銀行など、一部の金融機関では旧来の考え方が残っている可能性もあります。
そのような場合は、別の銀行を検討するのも一つの選択肢です。
まとめ:希望を持って住宅購入を
2024年の住宅ローン事情は、以前と比べてかなり柔軟になっています。
旦那さんがブラックリストに載っていても、妻が安定した収入を得ていれば、住宅ローンを組める可能性は十分にあります。
次のようなケースでも住宅ローンの可能性があります:
- Cさん(40歳女性):正社員で年収380万円
- Cさんの夫(42歳男性):過去の借金で信用情報に異動情報あり
大切なのは、諦めずに複数の金融機関に相談してみることです。また、現在の状況を説明しつつ、必要以上の情報は開示しないバランス感覚も重要です。
自分たちの夢のマイホーム。
様々な選択肢を検討し、希望を持って住宅購入に臨んでみてはいかがでしょうか。