この記事を読めば「これがわかる!」
- 「銀行保証料」とは?
- 「銀行保証料」の相場は?
- 「銀行保証料」の支払い方は2パターンある
こんにちは。ゼロ仲介の鈴木です。
住宅ローン保証料。
不動産会社からの費用の見積もりに、当然のように含められているこのお金。
いったい何でしょう。
いくらくらい?
支払う必要があるとしても何の費用か知りたい!
って思ったことありません?
知ってください。読めばすぐわかります!
▶保証料含め、新築一戸建てを購入する場合の費用明細についてはこちら
ここからは弊社住宅ローン担当、田中がご説明します
こんにちは。田中です
▶田中のくわしいプロフィールはこちら
住宅ローンの保証料とは?
住宅ローンの保証料とは、
「万が一あなたが住宅ローンの返済ができなくなった時に、あなたに代わって住宅ローンの肩代わりを保証会社にしてもらうために払うお金」
です。
万が一、住宅ローンを支払えなくなったときに保証会社に肩代わりしてもらうためのお金なんですね。
支払先は、保証会社です
銀行じゃないんやな
銀行からみると、お金を貸した人(あなた)に万が一があったときに、融資したお金をきちんと回収するための保険です。
たくさんのお金を貸すリスクへの保険です。
銀行の保険のために、保証料を支払うんですね
保証料の支払い方法は2パターンある
「保証が必要な銀行を利用する → 保証料の必要」 です
ただ、保証料の支払方法には2つあり、どちらかを選んで支払うことができます。
住宅ローンを組んだとき(お家の購入時)の状況と、将来のライフプランをくらべてよりよい方法を選ぶのがベストです。
くわしくみてみます
(1)一括で支払う
銀行用語的には、
「外枠方式(そとわくほうしき)での支払い方」
とか言います。
購入費用として借入額の約2%(銀行によって若干ちがいます)を、住宅ローンの借り入れ時に保証会社へ現金一括で支払う方法です。
たとえば、
借入額が3,000万円、借入期間が35年の場合
→ 保証料 61万8,300円(三菱UFJ銀行)
です。
この61万8,300円を住宅ローンを借りるときに現金一括で支払うんですね
(2)分割で支払う
銀行用語的には、
「内枠方式(うちわくほうしき)での支払い方」
とか言います。
借り入れのとき(お家の購入時)に、自己資金が少ない場合や、将来に備えて手元に現金を残したい場合に選ばれます。
「毎月いくら支払う」という方式ではなく、借り入れ金利に+0.2%の上乗せで住宅ローンを借りる契約をします。
この上乗せした0.2%の金利分が保証料の分割支払い分ということです
(3)保証料、一括支払いと分割支払い、どっちが得?
保証料の支払い方法が2つあるのはわかった。
で、結局どっちが得なん?
て、思いますよね。
たとえば、
借入れ額が3,000万円の場合で金利が0.675%の場合*
*借入期間35年・変動金利で考えてみます。
① 保証料一括前払い (保証料外枠方式)
借入時 → 現金61万8,300円
月々の支払 80,217円(0.675%)
② 保証料分割支払い (保証料内枠方式)
借入時 → 現金0円
月々の支払 82,949円(0.875%)
金利が+0.2%されてるな
この差額の月々約2,700円が保証料と考えることができます。
最近はこの保証料分割支払い(内枠方式)を選ぶ方が非常に多くなっています。遠慮することなく、担当さんに相談してみてください
よりくわしいシミュレーションは、こちらの記事を参照ください。
▶参考記事:「住宅ローン保証料の支払い方「外枠方式」「内枠方式」とは?どちらが得?シミュレーションして戦略的に考えてみます。」
同じ借入額場合、保証料の支払い方(一括支払いと分割支払い)で、どちらが得なのか、徹底的にシミュレーションしました。
くわしくはこちらをご覧ください。
住宅ローンを払えなくなったら、保証会社が肩代わりしてくれて残ローンはチャラ?
お家を購入したときに、保証会社へ保証料を支払って、住宅ローンを組みました。
そのあと、万が一あなたがローンの支払いができなくなったら、保証会社があなたの住宅ローンを金融機関へ支払ってくれます。
それで終了。残ったローンはチャラ?
とはいきません
こんな感じです
保証会社は、あなたに代わって銀行に住宅ローンを支払った後、「肩代わりしたお金を支払ってください」とあなたに請求してきます。
結局、支払う先が変わるだけやん
住宅ローンを利用できる銀行の保証料を比較してみる
住宅ローンの借り入れに保証料が不要な銀行もあります。
お家を購入したときに利用できる銀行を保証料が必要・不要で分類してみます。
わかりやすい結果になりました。
(1)保証料が必要
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- りそな銀行(保証料型)
- 関西アーバン銀行
- 池田泉州銀行
- 近畿大阪銀行(保証料型)
- 紀陽銀行
- 京都銀行
- 南都銀行
- 三井住友信託銀行(保証料型)
など
なるほど!店舗のある銀行は必要ってことか!
(2)保証料が不要(保証料0円)
- フラット35
- りそな銀行(融資手数料型)
- 近畿大阪銀行(融資手数料型)
- 三井住友信託銀行(融資手数料型)
- 住信SBIネット銀行
- 新生銀行
- イオン銀行
- ソニー銀行
- 楽天銀行
反対に、ネット銀行は保証料がいらんところ多いな!
そのかわり、同額の「事務手数料」が必要な銀行が多いです
総費用ではあんまり変わらんのかー
最近はネット銀行に対抗するため、「融資手数料型」を始めた銀行もあります
▶参考記事:「融資手数料型」とは?「保証料型」のちがいなど、くわしい解説はこちら。
まとめ
住宅ローンを借り入れる際に必要な保証料。
ご自身にはまったく支払う意味の感じられない費用だとしても、そもそも保証料が必要な銀行で住宅ローンを借りる場合は必要です。
保証料が必要な場合でも、一括支払い・分割支払いの2つの方法があることを知っておくと購入時の資金プランに幅がでます。
ネット銀行で住宅ローンを借りるなら、保証料は不要の場合が多いです。
保証料だけが基準ではないですが、こちらも選択肢にいれることで銀行選びに幅がでます。
不動産会社の担当によっては、銀行にくわしくないひともいます。そもそも保証料の一括支払い・分割支払いについて説明してくれないことも・・。まずはご自身が理解していることが大事です
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