こんにちは、ゼロ仲介の鈴木です。
新築一戸建て建売住宅を購入すると、

フロアコーティングはしたほうがいい?
という質問をよくいただきます。
フロアコーティングについては「必要派」と「不要派」に分かれますが、




私は「不要派」です
なぜなら、フロアコーティングは数十万円という高額な費用がかかるんです。この高額な費用と効果が見合っているのか、、、。
この記事では、その理由を解説してみます。
フロアコーティングとは何か?
フロアコーティングとは、かんたんに言うと床の表面を特殊な溶剤でコーティングして保護する施工のことです。




建売住宅の場合、立ち合い時にフロアコーティング業者が登場して営業をかけられます
床に特殊な溶剤を塗って、傷や汚れから床を保護するという工事です。引き渡し前の新築であれば、入居する前にコーティング工事を行うことが多いです。




で、結局フロアコーティングって、やったほうがいいん?
この質問に答えるために、まずは実態を見ていきましょう。
フロアコーティングの施工率と実態
結論から言うと、フロアコーティングを実際に施工する人の割合は全体の2〜3割程度。逆に言えば、7割以上の方はフロアコーティングを施工していません。




この数字だけを見ても、多くの方がフロアコーティングを「不要」と判断していることが分かります
建売住宅の立ち合い時には、よくこんな光景が見られます。
- 内覧や引き渡し時の立ち合いに、売主側が連れてくるフロアコーティング業者が同席
- その場で「2階部分のみの施工で税込19.8万円、全部施工だと税込39.6万円」といった具体的な金額を提示
- その場で契約を迫られる
これには、裏側があります。




売主側の業者が連れてきたフロアコーティング業者であれば、売主側に紹介料(バックマージン)が入る仕組みになっていることが多いです
つまり、立ち合いの場に業者を同席させる動機が売主側にもあるというわけです。
フロアコーティングのメリット・デメリット
まずはメリットから見ていきましょう。
メリット
- 傷がつきにくくなる
- 日常の掃除が楽になる
- ワックスがけが不要になる
- 光沢が出て美しくなる
- 液体をこぼしても染み込みにくい
続いてデメリットです。
デメリット
- 費用が高額(例えば、2階のみで19.8万円、全館で39.6万円)
- 一度施工すると取り外せない
- 光沢が好みでない人もいる
- 施工の必要性が実は低い可能性がある




でも、傷防止とか掃除が楽になるんやったら、やっぱり必要なんちゃうん?
その疑問に答えるために、次の段落でさらにくわしく解説します。
フロアコーティングが不要と考えられる主な理由
フロアコーティングが不要と考えられる理由は、いくつかあります。
1. 現代の床材はすでに高性能




実は、いまの建売住宅の床材は基本的に「ノーワックスタイプ」が標準なんです
そもそもワックスがけが不要な床材が使われているのです。これにより、「ワックス不要」というメリットは実質意味がないことになります。




不動産営業マンが「不要」と言う一番の理由はもしかして、これ?
2. 高額な費用対効果が見合わない
フロアコーティングは非常に高額です。
- 2階部分のみ:19.8万円(税込)
- 全部:39.6万円(税込)




コストを抑えるために建売住宅を選んだにもかかわらず、高額なオプションを付けることは、コストパフォーマンスの観点からは…(以下略。
これはまるで「軽自動車を高額なパーツでゴリゴリに改造するようなもの」です。シンプルで安価な商品の魅力を損なう可能性があります。
3. 日常の掃除方法はほとんど変わらない




でも、掃除が楽になるんやったらええんちゃうん?
実際のところ、フロアコーティングをしても、しなくても、基本的な掃除方法は変わりません。
- 掃除機をかける
- クイックルワイパーなどで乾拭きをする
この作業はフロアコーティングの有無にかかわらず必要です。




「掃除が楽になる」といっても、実際にそれによって掃除の手順や頻度が劇的に変わるわけではないのです
4. 一度施工すると取り外せないリスク
フロアコーティングは一度施工すると、床材と一体化して取り外すことができません。




気に入らなかった場合や、効果が期待通りでなかった場合でも、元に戻すことはできないのです
これは長期的に見て大きなリスクとなります。
営業トークの裏側を解説
フロアコーティング業者の営業トークには、実際とは少し異なる部分もあります。
「汚れが染み込まない」は本当?




「液体をこぼしても染み込まない」という説明がよくされますが、いまの床材自体が基本的に液体がかんたんに染み込む構造にはなっていません
こぼした場合はすぐに拭き取れば、フロアコーティングの有無にかかわらず染み込むことはほとんどありません。
ペットに優しい?実際はどうなのか
「ペットにも優しく、滑りにくい」というような説明をされることもありますが、実際には滑りやすくなるケースも報告されています。
こうした実例からも、宣伝文句と実際の効果には差があることがわかります。
価格が長年変わらない不思議
建売住宅やシャッターなどの住宅関連製品の価格が年々上昇しているにもかかわらず、フロアコーティングの価格は数年間変わっていないケースがあります。




これは、フロアコーティングに使用される溶剤の原価が低く、価格の大部分が施工費(人件費)と利益になっているためと考えられます
つまり、材料費の割合が低いため、原材料の価格上昇の影響を受けにくいのです。
新築一戸建て建売住宅購入時のかしこい選択
フロアコーティングに高額な費用をかけるよりも、他のオプションや設備に予算を回すことをお勧めします。




例えば、こんな選択のほうが、日常生活の質を直接高める効果があるかもしれません
- より品質の高い床材への変更
- キッチンやバスルームの機能性向上
- 収納スペースの拡充
- 省エネ設備の導入




たしかに!フロアコーティングより、キッチンに食洗機付けたほうがいいかも!
そうです。生活の質に直接影響する部分にお金をかける方が賢明です。
通常の床材でも適切なお手入れをすれば十分長持ちします。日常の掃除をこまめに行い、重い家具を引きずらないよう注意するだけで、床材の寿命を延ばすことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
新築一戸建て建売住宅におけるフロアコーティングについて詳しく解説しました。
まとめると、新築一戸建て建売住宅にフロアコーティングは基本的に不要と言えます。7割以上の方が施工していないという現実も、その判断を裏付けています。
- いまの床材はノーワックスタイプで性能が良い
- 費用対効果が見合わない高額な施工費
- 日常の掃除方法は変わらない
- 一度施工すると取り外せないリスク
- 営業トークと実際の効果には差がある




フロアコーティングの費用39.6万円があれば、もっと重要なところにお金を使えます。そもそも、新築購入で最も大きな出費の一つである「仲介手数料」を削減する方法があるのをご存知ですか?
実は、私たちゼロ仲介では、新築一戸建て購入時の仲介手数料が0円です。
一般的に物件価格の約3%(3,000万円の物件なら約105万円)かかる仲介手数料が0円になります。




そんなん可能なん?どこかに隠れた費用があるんちゃうん?
いいえ、私たちは買主様からは一切手数料をいただかず、売主分譲会社からの仲介手数料のみで運営しています。また、他社ではかかることの多いローン事務代行手数料も不要です。
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私たちゼロ仲介は、フロアコーティングのような不要なオプションにお金を使うのではなく、本当に価値のある住宅購入をサポートします。大阪・兵庫・奈良・京都・滋賀・和歌山の関西エリア全域、そして東京・神奈川・埼玉エリアにも対応しています。
新築一戸建てのご購入をお考えの方は、まずはLINEでお気軽にご相談ください。
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