新築一戸建て建売住宅の購入諸費用の内訳を把握してみよう。平均相場はいくら?

こんにちは。「ゼロ仲介」を運営している、株式会社グラウンドの鈴木です。

新築一戸建てを購入するには、物件の金額だけではなく、「購入費用」・「諸費用」とよばれている費用が別途必要です。この費用は、どんな項目があって、それはいくらくらいかかるものなのでしょうか。

ほとんどの方がお家を購入されるのが初めてだと思います。だからこそ言葉は聞いたことあるが、その内容を理解されていない方が多いと思います。

新築一戸建てを購入しようと思ったら、物件の価格以外にいろいろ費用がかかります。

みなさん、「まずはお家」ってなりますが、購入費用の項目と金額を事前に知っておいて損はありません。そしてこのお家の費用以外の購入費用、いわゆる「諸費用」の部分で「大きく損する人」「大きく得する人」の差が出るんです。

まずはざっくりと「諸費用の項目」を把握しましょう。

そして、どの項目が節約できるのでしょうか?新築一戸建てを損せずかしこく購入するには、「購入にかかる諸費用を抑えるのが一番かんたんで効果が大きい」のです。

諸費用の項目と金額を知っておくと、得することしかないので、この記事をしっかりと読んでください。新築一戸建ての購入費用を抑えるポイントは、費用の項目と金額を把握することから始まります。

そんなに多くないので、まずは全体像をざっくりとでいいのでつかんでください。

この記事の目次

まずは実際の建売住宅の購入費用の明細をみてみよう

実際にお客さんに渡した購入費用明細
実際にお客さんに渡した購入費用明細

僕が前の会社で働いていたときに、お客さんに実際に渡した購入費用明細です(お客さんに許可いただいて公開してます)。

購入物件を関係をざっくりとまとめると、こんな感じです。

お家の価格2,500万円(税込)
住宅ローン借入先都市銀行
借入れをしたのはご主人様名義
借入金額2,500万円
購入費用自己資金で全額用意

ポイントは

  • お家の金額はまるまる銀行から借りた(お家の頭金はゼロ)
  • 購入費用はすべて自己資金で現金で用意

というところです。

2,500万円(税込)の新築一戸建てを購入するのに掛かった費用は「約242万円」。

上の明細で赤く囲ったところですね。不動産仲介会社から購入すると、この項目でこの金額。そしてこの合計金額くらいになると思います。(各名称は会社によって違うかもしれません)

ヒガシノさん

結構かかるねんなあ。平均的っていうけど、もっと少ないかと思ってた・・。

新築一戸建てを購入する際の「諸費用の項目(内訳)」をみていきましょう

ゼロ仲介 鈴木

というわけで、それぞれの項目をみてみましょう

ざっくりの諸費用の金額と、支払先を書いてみました。一般的な費用項目はこの「①−⑩」ですべて網羅していると思います。

不動産屋さんからもらった費用明細にこれ以外のものがあれば、もしかしたら支払う必要のないものかもしれません。記載した金額は2,500万円の新築一戸建て(建売住宅)を購入した場合の平均額です。

同じくらいの金額の新築一戸建てで、これ以上の金額だともしかしたら少し多くなると思います。

※各項目の金額は、わかりやすいように上の表の金額を切り捨て・切り上げています

ヒガシノさん

あくまで概算やからな!

① 売買契約書貼付用収入印紙代金

▼金額:1万円
▼支払先:国(税金)

→ 節約できない

印紙は実は税金なんです。

不動産売買契約時に、契約書に所定の金額の印紙を貼って割印をします。

金額は購入する物件価格ごとに決められていて、2,500万円だと1万円です。

ヒガシノサン

購入する物件価格によって、金額が変わるで

② 仲介手数料

▼金額:85万円
▼支払先:不動産会社(報酬)

 節約できる(可能性が高い)

不動産会社へ支払う報酬です。不動産会社の報酬のメインです。仲介手数料は、上限が法律で決まっています。

仲介手数料を簡単に計算する方法は、「(物件価格×3%+6万円)×消費税」です。

ちなみに、購入した物件が売主さんから直接買った場合には、この手数料はかかりません。

③ 登記費用(所有権・抵当権)

▼金額:85万円
▼支払先:不動産会社(報酬)

→ 節約できる(可能性が高い

お家を買うとお家の所有権が、住宅ローンを組んでお金を借りるとそのお家に抵当権という権利が付いてきます。この権利を「登記」と呼ばれる方法で、記載します。

司法書士さんへお願いして、内訳は「登記費用(税金)」+「司法書士への報酬」です。

パワービルダーと呼ばれている飯田グループの建売住宅や、ファースト住建の新築一戸建てを購入した場合、司法書士は売主の指定である場合がほとんどです。

④ 表示登記費用

▼金額:10万円
▼支払先:土地家屋調査士(税金+報酬)

→ 節約できない

新しく建てたお家には住所がありません。国(都道府県・市町村)が建築されたのを把握していないからなんですね。

建てたことを申請(登記)して、住所(=住居表示といいます)をもらいます。

土地家屋調査士さんへ支払う金額の内訳は「登記費用(税金)」+「土地家屋調査士への報酬」です。

このあたりは司法書士さんと一緒ですね。

表示登記は売主がするものなので、通常は表示登記をする土地家屋調査士は、売主の指定です。

⑤ ローン保証料

▼金額:51万円
▼支払先:銀行保証会社

→ 節約できない

住宅ローンを銀行から借入れるのに、保証人は必要ありません。

その代わり、「保証料」というものを保証会社へ支払って、銀行からの借入を保証してもらいます。

保証会社は、各銀行ごとにちがいますが、この制度はどの銀行も同じです。

ちなみに、借入れる金額の約2%くらいです。。

⑥ 住宅ローン契約書貼り付け用収入印紙代金

▼金額:2万円
▼支払先:国(税金)

→ 節約できない

これも税金。

お家を買うときに契約書を売主さんと交わしますが、銀行から住宅ローンを借りるときも同じように銀行と契約書を交わします。

その住宅ローンを借り入れる契約書に貼る印紙代です。

借り入れる金額で変わりますが、2,500万円の場合はこの金額です。

⑦ 住宅ローン融資手数料

▼金額:3万円
▼支払先銀行保証会社

→ 節約できない

住宅ローンを銀行から借り入れるときに必要な費用です。

支払先は銀行保証会社。

下の「(8)ローン事務代行費用」とまちがいやすいので注意。

⑧ ローン代行手数料(ローン事務代行費用)

▼金額:10万円
▼支払先:不動産会社(報酬)

 節約できる!

多くの不動産会社は銀行と提携していて、住宅ローンを利用してお家を購入する際には、あなたに代わって手続きをしてくれます。

その代行費用です。

②の仲介手数料とちがって、手数料の上限はないので不動産屋さんの言い値です。

相場は「5〜30万円」くらいが多いかもしれません。

中には「100万円」する会社もあるとかないとか。。。

▶参考記事:ローン事務代行費用を支払う必要があるかどうかは、こちら記事を参照ください。

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⑨ 火災保険料

▼金額:25万円
▼支払先:損害保険会社

→ 節約できる(可能性あり)

銀行によっては火災保険への加入を義務づけて住宅ローンを融資している金融機関もあります。

加入時(お家を購入時)に10年間一括(最長期間です)で支払うとお得です。

もし10年間分一括で支払うことができなくても、年払い・月払いで加入することもできます。

多くの不動産会社は火災保険の代理店を兼ねているため、提携の火災保険会社での加入をすすめてきます。

ヒガシノさん

一番安いかどうかは・・。他と見積りをとればわかるよな。

⑩ 固定資産税精算金

▼金額:7万円
▼支払先:売主会社→国(税金)

→ 節約できない

「お家の代金を支払うとき = あなたのものになるとき」です。

それまでは、そのお家にかかる固定資産税を売主さんが支払っています。

売主さんは今年1年間分前払いしているので、代金を支払う日(=あなたのものになる日)を境にきっちり日割で精算します。

【必見】ゼロ仲介で住宅を購入する際の「購入費用の明細」大公開します!

これまでは、新築一戸建てを購入するときにかかる購入費用・諸費用について一般的な不動産屋の項目の解説と金額の相場などをご紹介してきました。

となると・・「おたくはどうなの?」ってなりますよね?笑

そんな質問にお応えすべく、今回、ゼロ仲介で住宅を購入する際の「購入費用の明細」を公開しています。

ヒガシノさん

めっちゃ気になるでそれ!

ゼロ仲介 鈴木

包み隠さずお見せしますので、ぜひご覧ください

▶参考記事:ゼロ仲介の費用明細を公開!不要な費用はいただいていません

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まとめ

いっぱい項目があって、何が何だかわからないかもしれません。新築一戸建てを購入するときにかかる費用は、これが全部です。

  • どんな項目が必要なのか
  • だいたいの金額

このふたつを把握してするだけで十分です。
これが頭に入ったらどこをかしこく節約すればいいかが分かってきますよ!

▶参考記事:新築一戸建て建売住宅を購入する際に、別途かかるお金一覧はこちら。

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記事作成者:ゼロ仲介 鈴木

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