不動産仲介会社なんてどこも一緒!新築一戸建ての物件情報流通の仕組みを知って損はないですよ!

こんにちは。株式会社groundの鈴木です。

「この物件はうちの会社しかないですよ!」

「不動産屋はどこ行っても一緒!」

どっちが正しいのか。

仕組みを知ると、納得です。

不動産仲介会社で紹介される新築一戸建ては、どの不動産仲介会社へ行っても一緒!!

このことがわかっていないと、実際にお家さがしをするときにとても効率の悪いさがし方になってしまいます。

今まさにお家をさがしている方はすぐに役立ちますし、これからさがす方はぜひ将来役立てて下さい。

この記事の目次

新築一戸建ての物件情報があなたに届くまでの流れ

新築一戸建ての情報があなたに届くまでには、2パターンあります。

たくさんの登場人物がいますがひとつひとつ説明していきます。

まずはひとつめのパターンです。

(1)売主が自社では直接販売せず、不動産仲介会社を通じて販売したい

どの不動産仲介会社からでも紹介してもらえます。

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売主が直接自社で販売しない場合、物件情報があなたに届くまでの流れ

→「仲介物件」なんてよばれています。

売主さんは業者間流通システム(レインズ)に情報登録して、売主自らは直接販売しません。

①売主さんである分譲会社がおりまして

②売主である分譲会社は販売しているお家の情報を、不動産業者しか見ることのできない業者間流通システム(レインズ)に掲載します

③不動産仲介会社は不動産業者にしか見ることのできないデータベース(レインズ)に掲載されている物件を店頭・チラシ・webサイトで広告宣伝して、お客さんをさがします

ゼロ仲介 鈴木

ただ、仲介会社が「お客様をさがす」と言ってもそうかんたんなことではありません。
ここで登場するのが、みなさんおなじみのSUUMOやHOME’Sといったポータルサイトとよばれている不動産情報サイトです。

現在、お家をさがしている方はまず、このSUUMO・HOME’Sなどのポータルサイトをみて物件情報を集めています。

④なので、不動産仲介会社はポータルサイト(SUUMO・HOME’Sなど)に物件情報を掲載してお客さん問合わせを待ちます

ポータルサイト経由や来店でお問い合わせがあったお客さんに対して、問合わせがあった物件の案内をしたり、希望条件を聞いて業者間流通システム(レインズ)から検索して提案したりするのです。

レインズについてはこちら。

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で、ふたつめ。

(2)売主自社で広告宣伝費をかけて販売したい

仲介会社では紹介できない(してもらえない)ことを意味します。

→「売主物件」なんてよばれています。

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売主が直接自社でしか販売しない場合の物件情報があなたに届くまでの流れ

売主さんが業者間流通システムに登録せず、ポータルサイト・自社HP・折り込みチラシで広告・宣伝して自分たちで直接販売します。 

①「物件の案内、住宅ローンの手続き」を行う販売部門を持っている売主さんは、レインズと不動産仲介会社を利用せずに、直接お客さんをさがします。

④ただ、もちろんお客さんをさがすと言ってもそうかんたんではなく、ここで登場するのが、パターン1と同じSUUMOやHOME’Sといった不動産ポータルサイトです。

「不動産仲介会社なんてどこも一緒!」の理由

これまでの説明でわかるように、新築一戸建てが仲介物件だった場合、あなたが行き着く先は仲介会社ということになります。

(仲介会社へ行き着くまでのルートが、

  • ポスティングチラシ・折込みチラシ
  • オープンハウス
  • その会社のwebサイト
  • SUUMO・HOME’Sなどのポータルサイト

のどれか、なだけです。)

不動産仲介会社が見ているレインズは、会社がどこであろうと同じデータです。

見たいお家が仲介物件だった場合、三井のリハウスに行っても、阪急不動産に行っても、センチュリー21に行っても、駅前のおじいちゃんがやってる不動産屋へ行っても、どこの仲介会社でも紹介してくれます。

なので

「仲介会社で見れる物件はどこでも一緒や!」

=「不動産仲介会社なんてどこも一緒や!」

なんです。

もちろんサービス・会社の信用度・接客の質などは不動産仲介会社によってちがいます。

そのあたりはこちら。

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もちろん例外あります

ここまで「不動産仲介会社なんてどこも一緒や!」と声を大にして言ってきましたがもちろん例外もあります。

(1)パターン2の売主さんが直接販売してる物件、「売主物件」

どこでも一緒じゃないです。



この場合、売主さんが直接販売している(不動産仲介会社からの紹介はできない物件)ので、売主さんからでないと購入できません。

仲介会社へ行っても紹介できない(してくれない)んですね。

エリア・時期によって、この仲介物件(パターン1)と売主物件(パターン2)の割合はまちまちです。

仲介物件と売主物件の見分け方

仲介物件売主物件を見分ける方法です。

SUUMO・HOME’Sなどで各物件情報欄に、「会社概要取引形態」という項目があります。

ここが

仲介(もしくは媒介)仲介物件

売主売主物件

です。

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これはSUUMOですが、会社概要の欄に書いています。

他サイト・チラシでは「取引態様」とかになってたりします。

SUUMO・HOME’Sで同じ物件がたくさん掲載されています。

これはほぼ間違いなく仲介物件。

それぞれの仲介会社が、売主さんにそれぞれ許可をもらって、それぞれ掲載しています。

どこに問い合わせても一緒です。

(1)仲介物件・売主物件のちがいがわかると、どんないいことがあるの?

●仲介物件

どこの不動産仲介会社でも紹介してもらえる

サービス(手数料)・会社の信用性・営業マンとの相性etcで問い合わせ先仲介会社を選ぶ

●売主物件

その会社でしか紹介してもらえないので広告掲載会社に問い合わせる

まとめ

仲介物件ならどこの会社でも紹介してもらえます。

掲載しているどの仲介会社でも紹介してもらえますし、SUUMO・HOME’Sに掲載していない仲介会社でも紹介してもらえます。

必見!大阪で新築一戸建ての購入を検討されている方へ

ゼロ仲介 鈴木

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この記事を書いた人

大阪生まれ大阪育ちの44歳。

北摂で住宅売買の不動産仲介会社に勤め、2014年36歳のときに北浜で独立。

「人生で一番高い買いもの、新築一戸建てを少しでもお得に買いたい」

そんなお客様の声をカタチにしたサービス「ゼロ仲介」をはじめました。

弁護士・税理士と共同して仕事をすることも多く、「売買契約の安全・安心は当たり前」がモットー。

住宅ローンの相談はもちろん、銀行選び・借入プラン選びもお手伝いをさせていただいています。

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