この記事を読めば「これがわかる!」
- 本当はめちゃくちゃ融資したい銀行(担当者)の本音
- 銀行がお金を借りる人に対して思っている本当のこと
- 銀行がいい条件で融資をするのはこんな人
こんにちは。ゼロ仲介を運営しています、株式会社グラウンドの鈴木です。
お家さがし・お家購入・銀行住宅ローン利用者の初心者さんに向けて書いてみます。
ネットで検索するといろんなことが書いていますが、不動産営業マンが日々の業務の中での実体験に基づいて書いています。
今回は「銀行の住宅ローン」について。
フラット35はまた別の話なのでまたの機会に。
住宅ローンを利用しようと思っている方は多いと思います。
借りたい、申込みたい銀行がどんなことを思っているか、担当者がどんなことを思っているか、知ってほしいです。
これがわかると、問題なく借入れができる人はどうすればよりいい条件で借りることができるのか、借入れができるか微妙なポジションの人はどうやったら借入れることができるのか、がわかるかもしれません。
▶銀行の本音が露骨に出る決算期(2019年最新版)の記事はこちらを参照ください
この記事の目次
銀行は住宅ローンを融資したい
まずはこれが基本。ほんとこの通り。
銀行はお金を貸したい。貸したいんです。
どの銀行の住宅ローン担当者も、毎月(正確には半年ごとに)〇億円ていうノルマを課せられてます。
それをクリアするためにも貸したい。担当者レベルだと、借りてもらうのに必死です。
銀行が扱っている商品(〇〇ローン)の中で、住宅ローンが一番カタい商品です。
カタいとは、きちんと返済してもらえるという意味です。
だから、どのローンよりも低い金利で貸しています。
銀行はきちんと返済してもらって利益になります。返済が滞ったりすると利益にならないんです。
銀行はきちんと毎月返済してくれる人かどうか不安に思っている
ほとんどの人は35年という長期にわたって住宅ローンを借り入れます。
毎月返済するので、返済回数は12か月×35年で420回(ボーナス返済なし)の返済をきちんとしてもらえる人なのか、を審査しているわけです。
というわけで、たくさん書類を銀行が要求するのも当然です。
書類がすべてそろっていないと、審査してくれないのも当然です。
銀行は、借入期間すべてに渡って返済してくれるか不安に思ってるんです。
というわけで、銀行は
このふたつの間をいったりきたりしながら、住宅ローンの審査をしています。
銀行は事前審査も本審査も、書類だけで審査する
これも基本。知っておいてください。
銀行の住宅ローンの審査は、事前審査も本審査も書類だけで審査します。
めっちゃ大事なことなので、もう1回言いました。
ということは、ちゃんとした書類がそろっていたらいいってことです。
事前審査・本審査で銀行に提出する書類は、思いのほか少ないです。
銀行が審査でチェックするポイントは決まっている
銀行は、事前審査も本審査も書類だけで審査する。
これはわかった。
で、さらに大事なのは銀行がその書類のどこをチェックしているか、をわかること。
銀行が何のためにそこをチェックしているかをわかること。
提出する書類のどこを銀行がチェックしているか、それをわかっているのが大事です。
過去の書類を書き換えることはできませんが、もし将来住宅ローンを利用するなら、将来に向けて対策をすることはできます。
銀行は条件のいい人には、いい金利で融資する
ということは、あなたも銀行でいうところの条件のいい人になれば、いい金利(いい条件)で融資してもらえるってことです。
銀行のいう条件のいい人とは
- 大きな会社(一部上場企業とか)の正社員 or 公務員
- 勤務先は大きくないけど、勤続年数が長くて収入が安定している
- 最低限、諸費用分を自己資金で用意している
- 過去の借り入れの返済に問題がない(個人信用情報に問題がない)
- 家を買う理由がある(結婚を機に・子供ができた・手狭になって実家近くに家を買うetc)
- 現在ほかに借り入れがない(クルマのローン・リボ払いなど)、借入れがあっても一括で返済できる
- 年齢が若い
- 実家が持ち家
- 親が保証人になってくれる
こんなところです。
もちろんすべての条件を満たさないといけないわけではなく、銀行が考えるいい条件の人はこんな人だとイメージしてもらえたら嬉しいです。
銀行はこんな人を条件のいい人だと思っていて、条件のいい人にはいい条件(金利etc)で貸しています。
条件のいい人=返済のリスクの少ない人、と銀行は考えています。
なので、
条件のいい人=返済のリスクの少ない人=いい条件(低い金利)で貸してもいい人、となるわけです。
話がそれるんですが、闇金が異常に高い金利で貸すのは、借りる人の条件が悪いからです。
条件が悪いから、異常に高い金利で貸して回収のリスクを減らしているんです。
(ちなみにもちろん闇金は違法です。)
銀行は自己資金で現金を持っている人の評価を高くみている
なにはなくとも、銀行は自己資金を用意している人をめちゃくちゃ評価します。
自己資金をコツコツ貯めてきたのが通帳とかでわかるとベストです。
勤務先が大きな会社でなくとも、いまのお勤め先の勤続年数が短くとも自己資金があれば、評価は高いです。
自己資金がなくても、自己資金が少なくても住宅ローンを借りることはもちろん可能です。
でもお金を用意できるなら、用意できるだけいいです。
反対に想像してください。たとえば、
- 勤務先が大きな会社じゃなくて
- 勤続年数が短くて
- 年収も多くなくて
- 現在ほかにも借入れ(たとえばクルマのローン)があって
- まあまあ高い価格のお家を買おうとしていて
- 自己資金がない(諸費用も借りたい)
めっちゃ極端に書きましたが、あなたが銀行やったらこの人に住宅ローンを貸すのか、というのを想像してください。
銀行もいまあなたが思ったことと同じことを思っています。
少しでも貸しやすい(借りやすい)条件で相談することが大事です。もしかしたらある程度は、自己資金(現金)で解決できるかもしれません。
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