不動産業界の「見えないルール」を解説!初めての新築一戸建て購入で知っておくべきこと

不動産購入時に直面する可能性のある「業界ルール」について解説します。

特に、物件内覧後の購入手続きに関するルールや、複数の不動産会社との付き合い方など、一般の人にはわかりにくい部分に焦点を当てています。

初めての新築一戸建て購入を考えている方に、トラブルを避けるためのポイントをわかりやすく説明します。

この記事の目次

はじめに:不動産業界の「見えないルール」とは

不動産業界には、一般の人にはわかりにくい独特のルールや慣習があります。

これらは明文化されていないことも多く、「見えないルール」と呼ばれることがあります。

初めて物件を購入する方にとっては、こうしたルールを知らないことでトラブルに巻き込まれる可能性があります。この記事では、実際にあった事例を基に、知っておくべき重要なポイントを解説します。

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内覧後の購入手続きに関するルール

新築一戸建て購入で、物件の内覧は大事な大事な第一歩です。

しかし、内覧後どんな場合でも購入手続きに進めるわけではありません。ある事例では、大手不動産会社に物件購入を相談したところ、「不動産業界のルールとして、他社で購入申込み書を提出している場合、他の不動産会社に変更しての購入手続きを進められない」と説明されました。

このルールの背景には、最初に申込みをした不動産会社の利益を守る意図があります。つまり、ある不動産会社で申込みした物件を、すぐに別の不動産会社を通じて購入することを防ぐためのものです。購入申込みは慎重に、もしかしたら購入できなくなる可能性もあるので注意が必要です。

複数の不動産会社との付き合い方

新築一戸建て探しの過程で、複数の不動産会社とやりとりすることはよくあります。しかし、これにも気をつけるべきポイントがあります。

例えば、不動産会社Aで内覧した物件を、別の不動産会社Bで購入しようとする場合、トラブルの元になる可能性があります。

不動産業界では、最初に物件を実際に内覧した会社からしかその物件を購入できないという考え方が一般的です(「うちの客問題とか言います)。
そのため、内覧後に別の不動産会社に相談すると、「業界のルールに反する」と指摘される場合があります。物件探しを進める際は、各社との関係性や、どの不動産会社を通じて最終的に購入するかを慎重に考える必要があります。

物件説明と契約時の注意点

物件の説明を受ける際や契約時にも、注意すべき点があります。例えば、口頭での説明と実際の契約内容が異なるケースがあります。

ヒガシノサン

この前言われていた条件と違う

と感じても、契約書に記載がなければ証明が難しくなります。

また、物件の状態や設備について、「これは補修してくれる」「これはサービスしてくれる」といった約束も、しっかりと確認し、可能であれば書面に残すことが重要です。
口頭での約束は後から「そんなこと言っていない」と言われる可能性があるため、注意が必要です。

トラブルを避けるためのアドバイス

  1. 複数回の内覧を心がける:1回目の内覧では気づかなかった点を確認するため、クリアになるまで内覧することをおすすめします。
  2. 疑問点はその場で質問:物件についてや契約内容について疑問がある場合は、その場で質問することが大切です。後回しにすると忘れてしまったり、誤解したままになる可能性があります。
  3. 説明内容はメモを取る:口頭での説明内容は必ずメモを取り、後で確認できるようにしましょう。特に重要な点は、不動産営業マン経由で売主に確認してもらってメール・LINEなどの書面で残してもらうことも検討しましょう。
  4. 売買契約書はしっかり読む:売買契約書の内容を丁寧に読み、不明な点があれば必ず質問しましょう。重要な約束事が契約書に記載されているか確認することが大切です。

まとめ:自分の利益を守るために

不動産業界には、一般の人にはわかりにくい「見えないルール」が存在します。これらのルールを知らないことでトラブルに巻き込まれる可能性があるため、物件購入を考えている方は注意が必要です。

重要なのは、自分の利益を守るために積極的に行動することです。疑問点はその場で解決し、重要な約束は書面に残すようにしましょう。また、複数の不動産会社と接触する際は、各社との関係性に注意を払うことも大切です。

不動産購入は人生の大きな決断の一つです。

「業界のルール」を理解した上で、自分にとって最適な選択ができるよう、慎重に進めていくことをおすすめします。

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