この記事を読めば「これがわかる!」
- 新築一戸建ては、基本的に値引きしてもらえない
- 新築一戸建てが値引きしてもらえない理由
- 新築一戸建てが例外的に値引きしてもらえる場合
こんにちは。ゼロ仲介を運営しています、株式会社グラウンドの鈴木です。
新築一戸建てを検討していて、欲しい物件が見つかった。
さあ、購入しよう!と思ったそのとき、きっとこう思います。
値引きしてもらわれへんかな?
不動産仲介をたくさんしてきた経験からの、新築一戸建て購入時の価格交渉の心構え・知っておいてほしいことを書きます。
YouTubeでも価格交渉について話していますので、参考にしていただけたら!
▶参考動画:「この物件は価格交渉可能ですか?」の話(動画時間3分33秒)
新築一戸建ては、基本的に値引き交渉・価格交渉はできない
いきなりですが、結論です
え、どういうこと?
って思った方も多いかもしれません。でもこれ本当なんです。
新築一戸建ては基本的に値引き交渉、価格交渉はできません
いやいやお友だちは新築購入時に値引きしてもらってたし!
と思いますよね。
これにはちゃんとした理由があります。
まずは、新築一戸建ては価格交渉できない、と頭に入れてください
分譲している売主は、「売れる」と思って販売している
大きな会社でも、地元の工務店でも、新築一戸建てを販売している売主は、いま分譲しているの新築一戸建ては「売れる」と思っています。
よく考えたら当たり前ですよね
売れると思ってるから、土地を仕入れて建物を建築して販売しています。
販売価格ですが、これも当然「売れる」と思っている価格を設定しています。
「売れるわけないほどの高い」価格を設定するわけはありません。
売れて初めて会社の利益がでるんですから
ただ、実際に販売を開始するまでは販売した物件が人気の物件なのか、価格が妥当なのかは、不動産のプロである売主にも正直なところ分かりません。
自信満々で土地を仕入れて、販売価格を設定している売主も販売開始するまでは、内心はドキドキしていたりします。
▶参考記事:パワービルダーて知ってますか?その価格を支える3つの仕組みについてはこちら
販売開始して売れそうなら価格の値引きはしない
実際に販売を開始して、問い合わせがたくさんあったらどうなるか。
値引きしません、してくれません。
そりゃそうですよね、買い手が見つかりそうなのに、わざわざ利益を減らして売るような会社はありません。
人気エリアだと建築前や基礎工事段階で問い合わせがたくさんあれば、売主は最初に設定した価格での販売を見込みます。
手ごたえは販売しはじめるとすぐ分かるんです
これが基礎
売れていないお家は価格が下がる?
販売開始をしたものの問い合わせがなかったり、建売住宅が完成して期間が経ったものは、売主が価格改定をして、販売価格を下げることがあります。
これもよく考えてると当たり前ですよね
「長期間売れていないお家=販売価格が相場と合っていない」ことが多く、問い合わせの反響が少ないと感じた売主は価格の見直しをします。
新築一戸建ての販売しているほとんどの売主は、銀行から資金を借り入れて事業として物件の販売をしています。
売れない状態のまま、金利だけを支払い続ける会社はありません。
飯田クループやファースト住建などのパワービルダーと呼ばれている売主は、価格を下げるタイミングが社内の規定できっちり決まっています。
担当営業マンは売れない分譲地をずっと抱えるよりも、売ってしまって次の土地を仕入れることに力を注ぎます。
当初見込んでいた利益にこだわらず、薄利でも売ってしまって次の物件での利益を考え始めます。
▶参考記事:パワービルダーについてはこちらを参考にしてください
よくある質問「この物件は値引きしてもらえますか?」
価格交渉について、よくある質問はこれです。
この物件は値引きしてもらえますか?
この質問に対する不動産仲介営業マンの本当の答えはこれです。
無理ですよ
ただ、営業という立場上、
「●●万円いけますよ」とか
「交渉します!」とか
営業トークで返事する人が多いんです。
そら、お客さんは値引きしてもらえるものと思ってるから、サクッと断ったらほかの不動産屋に行ってしまうかもしれんしな
でも、実際は価格交渉自体できない売主、価格交渉自体できない物件もたくさんあります。
何度も言いますが、新築一戸建ての価格交渉は原則できません
大事なのは気持ちよく買うこと
これまでたくさん仲介してきた経験からのアドバイスです。
大事なことは気持ちよく買うことです。
価格交渉でアタマがいっぱいになってしまうとダメです
欲しいお家がやっと見つかったとします。
価格の値引き交渉をしてみても反応が悪い。。
この場合、しつこく価格の値引き交渉をしてもまったくムダです。
しつこく価格の値引き交渉したあと、あきらめて現在の販売価格で買うことにしても、これまでの交渉具合から売主との関係が悪くなっているということもあります。
お家に何かあれば、修理・保証してくれるのは売主さんです。場合によっては、売主さんに完全に嫌われてしまって、「あなたには売らない」なんてことにもなりかねません。
また、建売住宅はすぐに買い手が決まることもあります。人気エリア・少し相場より安い販売価格の物件の場合は、基礎段階や建築中でも購入する方もたくさんいます。
文字通り即完売です。このような物件では、「価格が下がったら買おう」なんて言ってると、すぐになくなってしまいます。
▶参考記事:未完成の建売住宅を買うべき5つの理由についてはこちら
同じ物件は2度と出てきません。
そのお家が本当に欲しいお家なら、「買う」ことが第一です。
とはいえ、新築一戸建てを購入するなら、少しでも安く買いたい。
価格交渉、値引き交渉は基本的にできないとしても、
価格交渉、値引き交渉ができるのはどんなとき?
どんな物件?
知りたいですよね・・・。
安心してください、「例外で値引き交渉ができるパターン」というのがあるんです。
大丈夫です。価格交渉、値引き交渉の方法お伝えします
基本的に価格交渉ができない新築一戸建ても、例外で価格交渉ができる場合があります。
めっちゃ実践的ですので、ぜひ使ってください。
▶参考記事:【実践編】 お家の価格交渉、値引き交渉が成功するパターン!
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