こんにちは。株式会社ground鈴木です。
住宅ローンの金利も気になりますが、延期された消費税の税率引き上げ(8%→10%)も気になります。
引き上げ時期について自民党の菅官房長官の臨時閣議後の発言がニュースになりました。
菅官房長官は消費税の税率引き上げ時期について・・
6月9日に菅義偉官房長官は臨時閣議後の会見で語った消費税の税率引き上げ時期についての内容がニュースになりました。
菅義偉官房長官は9日の臨時閣議後の会見で、2019年10月に予定している消費税率の引き上げについて、予定通り実施する方針に変わりはないと語った。
政府がこの日閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)に消費税率引き上げについての記述がなく、消費増税見送りの布石ではないかとの見方が出ていることに対し、菅官房長官は「社会保障制度を次世代に引き渡す責任を果たすとともに、市場や国際社会から国の信認を確保するために必要なものであることから、19年10月に(消費税)引き上げを実施する方針に変わりはない」と強調。「アベノミクスを加速させて経済財政運営に万全を期したい」と述べた。2020年度に基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化させる目標についても変わりはないとの考えを示した。
以下略
日銀金沢支店長の住宅ローンの金利についての記事に引き続き、短い記事ですが、内容はとても大事です。短い記事の中で大事なのはこの箇所(文中もマーカー付けていますが、もう一度)。
「19年10月に(消費税)引き上げを実施する方針に変わりはない」
消費税の税率引き上げは住宅購入にどれくらい影響するのか
消費税が8%から10%へ引き上げられた場合、住宅の購入にはどれくらい影響するのか。

物件価格 3,000万円の新築一戸建て
内訳は
- 土地価格 1,600万円
- 建物価格 1,400万円
を購入する場合
消費税8%の場合
消費税は 1,400万円×8%=112万円
消費税10%の場合
消費税は 1,400万円×10%=140万円
その差 28万円








消費税の引き上げが近づくと本当に起こる出来事
上に書いた具体例での、
「消費税が引き上げられたら価格差は28万円」
をみて、もしかしたらこんな風に思った人がいるかもしれません。
「28万円?それくらいの差やったら焦って駆け込みで買わずに、ゆっくり選ぶわ。人生で一番高い買い物やで!」
と。




そう。たしかにそのとおり。人生で一番高い買い物のお家購入。
消費税が上がるからってその直前で焦って買う必要はまったくないです。
が。
が。
が!
税率が引き上げられたことによる価格差以外にも、起こる出来事があります。
2014年の4月に消費税が5%から8%(いまの消費税率)に引き上げられた時のことです。
このときの税率差を考えても、上で書いた例くらいの20-30万円くらいの価格差でした。
実際に起こったのは、税率差・価格差がどうというより、消費税が上がる半年前くらいからお家が飛ぶように売れました。まじです。
で、消費税率が8%に上がってからしばらくは、市場にお家がほとんどなく(売れ切ったからです)。
そして2014年4月以降は、消費税が8%に上がっているにもかかわらず、需要(お家がほしい人)よりも供給(お家の販売数)が少ない状況だったので、販売されている物件は例外なく相場よりも高かったのです。








たぶん次の引き上げ時にも同じことが起こると思います。




10%の引き上げまで2年4カ月。
住宅ローンの低金利とあわせて、買い時はもしかしたら今なのかもしれません。