パワービルダーとは?建売住宅の価格を支える3つの仕組み

パワービルダーとは?建売住宅の価格を支える3つの仕組み

この記事を読めば「これがわかる!」

  1. パワービルダーとは何か?その意味を解説
  2. パワービルダーの新築建売住宅の価格を支える3つの仕組み
  3. パワービルダーの新築建売住宅は心配?
  4. パワービルダーの年間建築棟数(データ)
  5. パワービルダーの分譲シリーズ一覧

 

こんにちは。

新築一戸建てを仲介手数料無料で購入できる「ゼロ仲介」を運営しています株式会社groundの鈴木です。

 

新築の建売のお家が欲しくなり、いろいろと調べていたら必ず登場していくる「パワービルダー」。

 

「パワービルダーってなんやねん!」って思われている方も多くいると思います。

 

そして、他の新築戸建ての物件よりも数百万円も安価で販売している「パワービルダー物件」!

 

いったい「パワービルダーとは何者なんでしょうか?」

そして、「物件価格が他と比べて安価になるという、その価格の理由は何でしょうか?」

 

その正体と理由がわからないと、「なんか怪しい不動産会社」で、「安い = 粗悪品な物件を扱っている」・・なんて思ってしまいますよね。

 

この記事では、気になる「パワービルダー」について、その意味や他と比べて物件が安くなる仕組み、パワービルダーの分譲会社一覧など、詳しく解説していきたいと思います。

 

 

1,「パワービルダー」とはいったい何?

パワービルダーとはいったい何?

 

まず最初に、前提として「パワービルダーとは何か?」という、その意味からご紹介していきたいと思います。

 

ウィキペディアではこう書いてます。

 

パワービルダーとは、一般には住宅一次取得者層(初めての住宅購入者)をターゲットにした床面積30坪程度の土地付き一戸建住宅を2,000~3000万円程度の価格で年間1000戸以上を分譲する建売住宅業者を指している和製英語です。

Wikipediaより

 

簡単に要約して箇条書きにしてみると、以下の通り。

 

  • 床面積30坪(約100㎡)くらいの
  • 土地付き一戸建てを
  • 土地+建物=2,000-3,000万円の価格で
  • 年間1000戸以上分譲している
  • 建売住宅の分譲会社です。

 

こんな感じです。

 

ポイントの部分を赤くしてみました。

 

ヒガシノさん

3,000万円くらいで、たくさん分譲している建売住宅の会社ということか。

 

 

スズキ

はい、そのとおりです。

大阪だと北摂では4,000万円を超える新築一戸建ても販売していますが、だいたいが3,000万円前後が最多価格帯です。

 

 

大阪市内など、都心部では多い建築条件付き土地と、建売住宅の未完成物件とはちがいます。

 

 

参考情報:「建築条件付き土地とは?」をくわしく書きました。こちらも参考にしてください。

 

 

そんな、パワービルダーの会社名を書いてみます。

 

 

(1)大阪で多く分譲しているパワービルダーの一覧

 

  • 一建設(はじめけんせつ)
  • アーネストワン
  • 飯田産業(いいださんぎょう)
  • 東栄住宅(とうえいじゅうたく)
  • タクトホーム
  • ファースト住建

 

だとしても、どうして3,000万円くらい(土地+建物+外構費)で販売できるのでしょうか・・。

 

そこが知りたいですよね!

その理由については、次の段落で詳しく説明していますので、ご覧下さい。

 

 

2,「パワービルダー」の建売物件の販売価格を支える3つの仕組み

パワービルダーの販売価格を支える3つの仕組み

それでは、気になる「パワービルダー」の建売住宅の物件価格が成り立つ仕組みについてご説明していきます。

 

一般的な他の新築一戸建ての物件価格よりも1,000万円近く安く購入できる「パワービルダーの建売住宅」。

 

それは、完成された「3つの仕組み」で成り立っています。

 

 

スズキ

まあ、この仕組みがすごいんです。

 

 

(1)仕組み1:大量仕入れ=仕入れ額が安価につながる

 

 

「パワービルダー」と呼ばれている会社は、年間数千棟を施工しています。

 

その仕入れ予定数は、地元の工務店とはくらべものにならないくらいの相当な数です。

ちなみに、地元密着で建売住宅を分譲している工務店の年間分譲棟数は、多くて「30棟」くらい。

 

 

スズキ

これでもめっちゃ多いです。

 

 

たとえば、2012年の業界1位の一建設(はじめけんせつ)の売上額は「2,200億円」。

これだけの売上げを誇る組織であれば、材料の「大量仕入れ」で当然原価は安価になります。

 

(2)仕組み2:ムダのない施工体制

 

「ムダのない、スキマのない段取り」で、人件費・時間というコストを抑える仕組み・システム・マニュアルができあがっています。

 

ハウスメーカーで施工すると工期が「90日」くらいですが、パワービルダーの標準工期は「49日」。

徹底的にムダを省くと、工期をここまで短縮できるんです。

 

(3)仕組み3:職人さんとの取り決め単価

 

「豊富な現場を持つ=職人さんに途切れない仕事を提供できる」という仕組みが成り立ちます。

通常、職人さんは「日当◯万円」という賃金ですが、パワービルダーは1棟で「◯◯万円」という設定をしています。

 

これによって、ムダのない効率の良い仕事を進めています。

早く仕上げれば、それだけ稼げる。

 

現場が豊富にあるからこそできる取り決めです。

 

 

スズキ

どうでしょうか。

年間建設棟数の多い会社だからこその仕組み。

だから他の物件と比べて「販売価格」を抑えることができます。

 

 

ヒガシノさん

なるほどなー。

でも、そんなに効率化された仕組みであれば、物件の品質とか大丈夫なのかな・・。

そのあたり気になる・・。

 

 

スズキ

そうですよね、そのあたりは次の段落でご説明していきますね。

 

 

3,「パワービルダー」の建売住宅は不安?心配ですか?評判を知りたい

パワービルダーの建売住宅は不安?心配ですか?評判を知りたい

前述のとおり、「パワービルダー」の新築一戸建ての物件価格が相場より安い「理由」とその「仕組み」はわかっていただけたと思います。

だとしても、だとしてもやっぱり建物は大丈夫なんですか・・・?

 

ここでは、「パワービルダー」の建売住宅はに関する不安点、心配点、評判について説明しておきますね。

 

 

ヒガシノさん

お家だけに、安いけど大丈夫なのかなって思ってしまうわ。

 

 

スズキ

なのでそのあたりの説明は以下をご覧になって判断してみてください。

 

 

「パワービルダー」の建売住宅は、施工マニュアルは当然ですが、すべての物件は第三者機関の検査が実施されています。

 

その第三者機関がする検査はこのふたつ。

 

  • 基礎配筋検査
  • 構造検査

 

そして役所の最終検査も合格した証明である「検査済証」も発行されるので、安心といえるのではないでしょうか。

 

この第三者機関の「検査基準+役所の検査基準」は、パワービルダーの物件だけでなく、ハウスメーカーの「注文住宅」・地元の工務店の「建売住宅」と「注文住宅」でもすべての新築一戸建ては同じ基準でチェックします。

 

さらに、ほとんどの「パワービルダー」は、サポートセンター・専門のコールセンターでアフターフォローにも力を入れています。

 

会社によっては、「24時間対応のコールセンター」を設置しているところもあります。

 

 

ヒガシノさん

第三者機関のチェックと、役所のチェックをきちんとクリアしてるやん。

これやったら安心できるかも!?

 

 

スズキ

そうですね、ポイントは、「パワービルダーの建売住宅」でも、ハウスメーカーの「注文住宅」・地元の工務店の「建売住宅」と「注文住宅」でも、第三者機関の「検査基準+役所の検査基準をクリアしてる」という点が同じで、そこが特に信頼できるポイントですね。

 

 

4,「パワービルダー」の年間建設数はどれくらい?

 

仕組み化された「パワービルダー」の物件ですが、年間を通してどれくらいの数が建てられているのでしょうか?

ここでは、「パワービルダー」の年間建設数を掲載しておきます。

 

年間棟数1000戸分譲しているというパワービルダー。

実際はどのくらい分譲しているのでしょうか。

 

以下のような感じです。

 

(1)パワービルダーの年間建設棟数のランキング

 

社名 建設棟数
一建設 7,139
アーネストワン 6,952
飯田産業 6,134
東栄住宅 2,905
タクトホーム 1,870
ポラスグループ 1,862

(2012年度 建売供給ランキング)

 

 

実際は「1,000戸」どころではありません。

 

業界トップの建設棟数(2012年)の一建設は「7,139棟」も分譲しています。

 

 

ヒガシノさん

1年間に7,139棟!

 

 

スズキ

さっきも書きましたが、地元の工務店で多くて年間分譲棟数30棟です。

 

 

ヒガシノさん

建売住宅は、「パワービルダー」の物件を探すほうが、選択肢が増えそうやな!

 

 

スズキ

それも建売住宅をお探しの方の有効な手段ですね!

 

 

5,「パワービルダー」の分譲住宅の探し方は?

 

それでは、「パワービルダー」の建売住宅をどのように探せばよいのか、についてご説明していきたいと思います。

 

 

ヒガシノさん

それって簡単にわかるもんなん?

 

 

「パワービルダー」の建売住宅の物件かどうか、簡単に見分けるポイントがあります。

 

「パワービルダー」の会社は、それぞれ独自のシリーズ名で分譲しており、知名度が上がってきた最近はポータルサイトにシリーズ名が入っていることも多いですよ。

 

特に、パワービルダーの最大手「飯田グループホールディングス」は、市川海老蔵さんを起用したCMを放送しています。

 

 

ヒガシノさん

見たことあるかも!

 

 

飯田グループホールディングスのCMです。

 

 

以下では、「パワービルダー」の建売住宅の探し方をご紹介しておきます。

 

(1)飯田グループホールディングス運営「すまいーだ」の物件検索サイトからも調べると便利!

 

すまいーだ

 

この次にご紹介する、飯田グループホールディングスの「パワービルダー」の建売住宅の全国の情報をこちらのサイトで検索することができます。

 

「すまいーだ」はこちらから見ることができます。

 

(2)飯田グループホールディングス:主要5社

 

 1,一建設(はじめけんせつ)

 

(画像クリックでホームページへ、シリーズ名クリックでSUUMOの大阪府の物件一覧ページへ)

1-スクリーンショット 2016-02-29 18.19.45

 

▶「リーブルガーデン」シリーズの物件をSUUMOで見ることができます。

 

2,アーネストワン

 

(画像クリックでホームページへ、シリーズ名クリックでSUUMOの大阪府の物件一覧ページへ)

2-スクリーンショット 2016-02-29 18.20.12

 

▶「クレイドルガーデン」シリーズの物件をSUUMOで見ることができます。

 

3,飯田産業(いいださんぎょう)

 

(画像クリックでホームページへ、シリーズ名クリックでSUUMOの大阪府の物件一覧ページへ)

1-スクリーンショット 2016-02-29 18.20.23

▶「ハートフルタウン」シリーズの物件をSUUMOで見ることができます。

 

4,東栄住宅(とうえいじゅうたく)

 

(画像クリックでホームページへ、シリーズ名クリックでSUUMOの大阪府の物件一覧ページへ)

2-スクリーンショット 2016-02-29 18.20.35

▶「ブルーミングガーデン」シリーズの物件をSUUMOで見ることができます。

 

5,タクトホーム

 

(画像クリックでホームページへ、シリーズ名クリックでSUUMOの大阪府の物件一覧ページへ)

1-スクリーンショット 2016-02-29 18.21.09

 

▶「グラファーレ 」シリーズの物件をSUUMOで見ることができます。

 

(3)ファースト住建

 

(画像クリックでホームページへ、シリーズ名クリックでSUUMOの大阪府の物件一覧ページへ)

1-スクリーンショット 2016-02-29 18.21.00

 

▶「ファーストタウンシリーズ 」シリーズの物件をSUUMOで見ることができます。

 

 

6,まとめ

 

最後に・・・

もしかしたら「パワービルダー」のお家は「安い」んじゃなくて、これが「標準」なのかもしれません。

企業努力の仕組み化で成り立ってる価格です。

 

これまで「パワービルダー」のお家をたくさん「ゼロ仲介」でもお客様に仲介してきたんですけど、みなさん満足して暮らしていらっしゃいます。

 

「価格が安い=粗悪」て思っていると、ほんと損します。営業マンがきちんと価格の理由を説明するはず。

 

 

スズキ

納得したら、ぜひ候補に入れてください。

物件選択の幅が広がりますよ。

 

 

7,新築一戸建ての購入を検討されている方へ!仲介手数料無料で購入できる「ゼロ仲介」のサービス案内

 

スズキ

新築一戸建てを仲介手数料無料で紹介するサービス、ゼロ仲介を始めました。

くわしくは、以下のリンクからどうぞ!

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大阪の新築一戸建てを仲介手数料無料で紹介する「ゼロ仲介」はこちら

 

 

9,【関連情報】「パワービルダー」 に関するお役立ち情報一覧

 

本記事以外にも「パワービルダー」に関するお役立ち情報を以下でまとめました。

新築一戸建て・パワービルダーの建売住宅の値引き交渉の成功パターンが教えます | 新築一戸建てかうまえブログ
不動産仲介営業マンが教える新築一戸建てのパワービルダーの値引き交渉の成功する5パターンの方法をご紹介。決算月が良い?など価格交渉をするタイミング、狙い目の物件、現金購入がよい?など交渉するカードについてお教えします。また値引き交渉ができない場合、2パターンも書きました。
パワービルダー物件(新築一戸建て建売住宅)の価格が下がるタイミングってわかるの? | 新築一戸建てかうまえブログ
この記事を読めば「これがわかる!」 パワービルダーって呼ばれてる建売分譲会社とは? 物件価格の値下げ、具体例 価格交渉のポイントとコツ 1,パワービルダーの価格交渉は少し変わってる パワービルダーの新築一戸建ては、大阪でも多く分譲されています。 一般的な分譲会社や工務店と大きくちがうのは、 「価格交渉のルールがきっちり決まっている」 という点です。 このルールが分かっていない不動産仲介営業マンにあたってしまうと、購入金額に数百万円もの差が出てしまいます。 そのルールとは 価格が下がるタイミングが決まっている 自社主導で価格決定したい(買主=あなたからの大きな価格交渉は受けたくない) このふたつです。 パワービルダーの新築一戸建てを購入するなら絶対にあたまに入れてください 2,具体的な値下げはこんな感じでおこなわれています 実際の販売事例で見てみます。 更地(何も建っていない状態)の段階から、3,580万円で販売が開始された物件は、こんなスケジュールで販売価格が下がっていきます。 販売開始 更地 販売価格 3,580万円 ↓ 反応をみて 建築開始 上棟 価格改定 3,380万円 ↓ 反応をみて 建築中 未完成 価格改定 3,180万円 ↓ 反応をみて 建物完成 価格改定 2,980万円 ↓ 反応をみて 完成後 2ヶ月後 価格改定 2,780万円 このようなタイミングでパワービルダーは自ら価格改定をします。 たとえば、完成直後でまったく価格改定されていなければ価格交渉できる可能性があります。 もともと下げるつもりだったからですね しかし、パワービルダー系の分譲会社は、自ら価格改定をしますが、買主からの価格交渉には、かなり渋る傾向がありますので注意してください。 3,パワービルダーへの価格交渉成功のポイント (1)価格交渉の金額について パワービルダー物件は、現場ごとに物件担当者がいます。 購入申し込み書は、不動産仲介業者からその物件担当者へ渡します。 まずは現場担当者がチェックするんですね。 現場担当のチェックを通過したら、つぎは支店の上司へ渡ります。

 

記事作成者:鈴木 宏治

ABOUTこの記事をかいた人

大阪生まれ大阪育ちの41歳。 北摂で住宅売買の不動産仲介会社に勤め、2014年36歳のときに北浜で独立。 「人生で一番高い買いもの、新築一戸建てを少しでもお得に買いたい」 そんなお客様の声をカタチにしたサービス「ゼロ仲介」をはじめました。 弁護士・税理士と共同して仕事をすることも多く、「売買契約の安全・安心は当たり前」がモットー。 住宅ローンの相談はもちろん、銀行選び・借入プラン選びもお手伝いをさせていただいています。 夢は、短パンで物件案内すること。